櫻坂46 武元唯衣、“琵琶湖が生んだラジオガール”として活躍広げるか トークの安定力で欠かせない存在に

愛されキャラゆえの“ぼっち感”が面白い

 武元と言えば、櫻坂46の冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)において、自身の地元である滋賀県について熱く語るとスタジオ中が眠り始めるという一連の流れが定番化している。武元が少しでも長めのトークを始めると全員から無視され、最後に武元が怒ってオチをつけるまでがワンセットとなっているのだ。

 しかし、この流れで笑いが起きるのも武元の愛されキャラゆえのもの。以前番組で「ゆいちゃん(武元)を愛でる会」の存在が明かされたことがあった。同期や先輩から「内面も良い子だから可愛がられている」のだそうだ。彼女が持つ親しみやすさや人懐っこいイメージ、そしてその愛され気質を全員が共有しているのである。だからこそ、彼女が無視されたり怒っている状況を笑えるのだ。

 友達ができない系のトークにしても、ともすれば笑えない話題になりかねない。だが、武元のようなタイプでも孤独な一面を持っているというギャップが笑いに繋がるのだ。愛されキャラゆえの“ぼっち感”が面白いのである。

 一家団欒で観るのがテレビだとすれば、どちらかと言えば一人で楽しむのがラジオ。孤独を共有する場としての側面を持っているラジオは、ある意味で武元の魅力を発揮できる打って付けの場と言える。

 そして、任された仕事には安定した成績を残し、代打で出れば結果で応える。今の武元は、もはやグループにとって欠かせない人材になっている。“琵琶湖が生んだラジオガール”として、武元がグループを牽引する日も近いだろう。

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