『iCON Z』密着第22話、EXILE HIROらの前で見せる合宿の成果 男性部門・課題曲パフォーマンスの中間チェックへ

 3組目はKIDMATIC。メンバー最多の8人組となる彼らは、そのうち5人が15歳以下という若さの次世代グループ。ダンス歴の長いメンバーが多く、レッスン時から一流ダンストレーナーをも驚かせるハイレベルなパフォーマンスを披露していた。

 しかし、彼らの課題曲「Giant Steps」は、夜のきらめきを感じさせる大人な世界観のダンスチューン。そのため、ローティーンの多いKIDMATICだが、クールでセクシーなパフォーマンスが求められる。週末合宿では、歌詞を読み込んで自分なりに解釈したり、メンバー内で話し合ったりしながら、男の色気を模索していた。

 そんな彼らが中間チェックで見せたのは、堂々としたメリハリのあるダンスと表情や仕草からにじみ出る色っぽさ。ローティーンのメンバーも豊かな表現力をしっかりと身につけていた。パフォーマンスを終えた彼らにAKIRAは「もっと子供っぽい雰囲気になるかと思ったが、課題曲と振り付けを理解していた。今までのグループの中で一番セクシーだった」と高く評価。楽曲を手掛けたSHOKICHIも「この年齢でこの曲を表現できたのはすごい」と嬉しそうな表情を見せ、さらに“早熟セクシー”、“ALL早熟”と新たなパワーワードを生み出すほど感動を覚えた様子。なかでもCROONERZとの掛け持ちメンバーである遠藤は、スタジオゲストの岩谷や陣(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)も、「目線がエロい」「モテそう」と目をつけていた。

 そして最後の4組目はZ FACTION。三次審査で上位にランクインしたハイレベルなメンバーが揃ったこのグループには、難易度の高い複雑な構成のクールな楽曲「Coyote」が用意されている。彼らもまた、振付師を驚かせるほど飲み込みが早く、大きな期待を寄せられていた。

 しかし、ここで問題となったのが練習時間を確保することの難しさ。実は佐藤蒼虎を除く、6人全員が他のグループと掛け持ちしているため、Z FACTIONのパフォーマンスに専念して練習ができないのだ。他のメンバーが別グループのレッスンをしている間、一人孤独に振り付けの練習を行う佐藤。本番までの限られた時間で、どれだけパフォーマンスを磨き上げられるかが鍵となる。

 不安を抱えたまま迎えた中間チェックへ。短時間の練習とは思えないほどハイレベルに仕上がったダンスを披露したZ FACTION。しかしAKIRAは「個人の総合力が高く期待値がすごくあるグループなので、求められることも多くなる。何かZ FACTIONならではのカラーをさらに生み出してもらえたら」と、残念ながら期待するレベルには届かなかったことを伝える。その言葉を聞いたメンバーたちは、悔しさを滲ませた。

 次週の放送は、2022年4月10日21時よりスタート。いよいよ暫定ランキングの発表が行われる。

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