Snow Man、9人揃ったトークの安心感 人柄と仲の良さが伝わる一心同体のコミュニケーション

 さらに「素直」という点も挙げておきたい。変に照れたり、謙遜したりせず、ストレートにポジティブな気持ちを口に出す彼らは、見ていて気持ちがいい。3月20日放送の『Snow Manが豪邸でシェアハウスしてみた』(テレビ東京系)で松丸亮吾がゲストに来た時もそうだ。松丸が「ボードゲームが好き。Snow ManのYouTubeめっちゃ見てて。チャンネル登録してます」と話すと、口々に「嬉しい!」、「ありがとうございます」と笑顔で拍手をしていた。その後も手土産としてSnow Manのための謎解きを考えてきたことに対しても、笑顔で嬉しさを目一杯に表現。視聴者にも嬉しい気持ちが伝わっていたのではないだろうか。それはゲストに対してだけではなく、メンバー同士でも変わらない。松丸の謎解きを阿部がいの一番に正解した時には、「すげー!」、「はや!」と称賛。常に一緒にいるメンバーに対しても素直に褒めることができることからも、彼らの人柄の良さと仲の良さが伝わってくる。

 他にも「イジられるメンバーとツッコむメンバーのバランスが良い」、「定番となっている“トークの型”がある」など様々な特徴が挙げられるが、いずれにおいても9人全員のキャラクターが際立っている。しかも誰ひとりとしてポジションが被っていない上に、番組ごと、シーンごとにフォーカスされるメンバーが異なっている。それができるのも全員が主役になれる彼らだからこそだろう。そして9人という大所帯だがバランスの良さは抜群だ。誰一人として欠けてほしくない、そう思える一心同体感を味わえるのがSnow Manのトークの面白さと言えそうだ。

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