The Burning Deadwoods、主題歌ドラマと呼応した恋愛感情の描き方 DedachiKenta & Sincereと提示した新たな景色

 The Burning Deadwoodsが3月23日に配信シングル「No Other Way feat. DedachiKenta & Sincere」をリリースした。

 The Burning DeadwoodsはDeadwood F(Ba/Gt/Pro)とDeadwood K(Key/Pf/Pro)から成る2人組バンド。特定のボーカリストを持たず、2人が作る洗練されたメロウなトラックには毎回異なるボーカルが起用されている。

 2021年9月にリリースされた1stシングル「Turn Me On feat. kiki vivi lily」ではkiki vivi lilyをゲストボーカルに迎え、軽やかな歌声との融合でシティポップを作り上げた。ガールズユニオン・FAKYからAKINAを迎えた「Everlasting Eternity feat. AKINA」ではシンプルなビートとピアノの音色から構成されたトラックにAKINAの歌声が乗り、ゆったりと豊かな楽曲に仕上がっている。鷲尾伶菜のソロプロジェクト・伶とのコラボ作「Labyrinth feat. 伶」は、クラブシーンを経てきたというDeadwood Fのセンスと元E-girlsとして培った伶の存在感のある歌唱との相性が抜群だ。トラックがある程度固まってからシンガーを決定するという彼らだが、それゆえThe Burning Deadwoodsの楽曲においては、シンガーは言葉を紡ぐだけでなく、楽曲の雰囲気をより強固なものにするという意味でも重要な役割を果たしている。

 今作「No Other Way feat. DedachiKenta & Sincere」はフジテレビTWO×ひかりTV共同制作ドラマ『恋と友情のあいだで』の主題歌として書き下ろされた楽曲だ。『恋と友情のあいだで』は、相沢里奈(堀田茜)と一条廉(泉澤祐希)、運命に翻弄される2人の男女の切なさを描いた10年間の物語で、男女それぞれの視点で描かれるという作品。各々の視点から生活や感情が描かれることで、より2人の葛藤や互いへの想いが浮き彫りになっている。

 2人の感情の交錯を描いた「No Other Way feat. DedachiKenta & Sincere」は、DedachiKentaとSincereの男女ボーカルによって紡がれる。1A、1BはSincere、2A、2BはDedachiKentaによって相手への想いが歌われ、サビでは2人が美しいハーモニーを織り成す。1人呟くように感情を吐露するAメロ、Bメロのセクションは、男女それぞれの視点で描かれるドラマと呼応しているよう。楽曲に漂う都会的な夜の雰囲気に乗せて紡がれる、Sincereによる〈夜の乾風が 頬に冷たくて〉の詞は華やかな暮らしを送る里奈を思わせ、対してDedachiKentaパートで描かれる〈流星みたいに 遠く瞬いて〉ではそんな里奈が遠くに感じられるという廉の気持ちも反映されているようである。

 Aメロ、Bメロでの透き通る歌声は、ドラマ内でも描かれる、自身の日常を歩みながらも相手を想い続ける静かな感情を連想させ、切なくも華やかな印象を纏うサビではその静かな想いが溢れるように、パワフルさを醸しながらBメロまでとのギャップを見せる。終盤、DedachiKentaとSincereが〈Don't let me go... Can't stay away...〉と繰り返す場面は、その後のラスサビに向けて男女の気持ちが昂るような場面であると同時に、ドラマで2人が抱いている感情のもどかしさを表現しているようだ。

 海外にもルーツを持つDedachiKentaとSincereの2人が歌う英詞と日本語詞のシームレスな融合も魅力な本曲。美しいファルセットと英詞がなめらかさを感じさせる2人のボーカリゼーションは、細やかな感情を感じさせながらも張り上げない歌唱に。劇的でなくとも長く確かな想いを感じさせる。The Burning Deadwoodsの得意とする都会的なトラックと2人のシンガーによる飾らないニュアンスのボーカルが混ざり合うことで、都会を舞台に2人の男女の10年に渡る物語を描くドラマともマッチしている。

 The Burning Deadwoodsが持つポップかつ幅広い音楽性と、その都度選ばれるボーカリストとの組み合わせによって提示されるいくつもの景色。楽曲単体で聴くのももちろんだが、今回のように映像作品の世界に寄り添った作品でも今後さらに頭角を現していく予感がする。

The Burning Deadwoods / No Other Way feat. DedachiKenta & Sincere(Official Music Video)

■主題歌配信情報
「No Other Way feat. DedachiKenta & Sincere」
配信日 : 2022年3月23日(水)
配信はこちら

<The Burning Deadwoods プロフィール>

東京発トラックメイカーによる2人組バ ンド。特定のボーカリストは持たず、ダンスミュージックを軸にAlternativeR&B、Jazz、Lo-fi、Citypopなどジャンルを横断したサウ ンドで、ゲストシンガーを招き2021年より楽曲をリリース。リリカルなトップラインに現代性とポップネスを掛け合わせたスタイルで注目の日本人アーティスト。

<The Burning Deadwoods SNS>
Twitter : https://twitter.com/TBDeadwoods
Instagram : https://www.instagram.com/tbdeadwoods/
YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCChYy56ZjXjgmdZ_wvCn5bQ

<DedachiKenta プロフィール>
LAの大学に通う22歳のシンガーソングライター。

長崎生まれ、千葉育ち。幼少期よりアコースティックギターをはじめ様々な楽器を嗜む。
14歳から始めたYouTubeへのカバー動画投稿が世界中の音楽ファンの間で話題を呼び、18歳の夏に渡米留学。

2018年11月21日に「This is how I feel / Memories」の2曲でサブスク先行配信デビュー。R&B、フォーク、ゴスペルなどのフレーバーを併せ持つメロウ且つポップなソングライティングセンスで、洋邦の枠を超え全国FM29局のパワープレイに選出された。

2019年、YouTubeが注目するアーティスト10組“Artists to Watch”にも選ばれ、4月10日にはタワーレコード限定CD『breakfast for dinner』を発表。AmPmが5月22日にリリースした「more feat. DedachiKenta & FUNTYME」ではVocalとLyricで参加。LAと日本を往復しながら1年をかけて制作された待望の1stアルバム『Rocket Science』を10月30日にリリース。

2020年3月、コロナ禍で大学の講義はすべてオンラインに。アメリカの国家非常事態宣言を受けて一時帰国するがKan Sano、Mabanuaによるリミックス、小坂忠を客演に迎えた映画の主題歌をコンスタントに発表する傍ら、話題のCMソング歌唱等で活動の幅を広げる。

2021年に入り大学が再び開校し、一年ぶりに3月にLAに戻る。10月発売の「Strawberry Psycho」はサブスクのバイラルチャートにランクイン。12月には初の全編日本語詞による「Stay with me」をリリース。

2022年2月、初の海外リミックス作品「I can't seem to let you go (Blue Lab Beats Remix)」を発表。

4月にメジャー第一弾シングルのリリースが決定。DedachiKentaあらためKenta Dedachiとしての活動をスタートさせる。

<DedachiKenta SNS>
Instagram: https://www.instagram.com/dedachikenta.official/
Twitter : @DedachiKenta https://twitter.com/DedachiKenta
YouTube channel: https://www.youtube.com/channel/UCng6fuTkWJSnoIdn76St4mQ

<Sincere プロフィール>
ルーツにアジアや欧米など多国籍のアイデンティティーを持つシンガーソングライター。幼少期に車でCDを聴きながらプリンスやアレステッドディベロップメントに合わせて口パクをすることをきっかけに音楽にハマる。ピュアで繊細な歌声をベースにR&B/Soulの要素を取り入れた楽曲スタイル。 

これまでにヴォーカリストとして、トラックメイカー/DJのSeihoと、LIQUIDROOM、森、道、市 場、 りんご音楽祭等の数々の音楽フェスにも出演。2020年6月にはバンドゲスの極み乙女。のアルバム「ストリーミング、CD、レコード」収録曲3曲の公式英語Ver.でもボーカリストとして抜擢された他、グリコチョコレートLIBERA CM「OL編」の歌唱を担当する等、他方面から評価されている。音楽活動の他にモデル活動も行うなど今後期待のニューカマー。

<Sincere SNS>
Instagram:@sinceretanyaa https://www.instagram.com/sinceretanyaa/?hl=ja 
Twitter:@sincere_tanya https://twitter.com/sincere_tanya
YouTube channel:https://www.youtube.com/channel/UCBPuI15k3hQlrpkXC0RKAVQ

■ストーリー
<里奈Ver.>
―あの頃の二人を、君はまだ覚えてる...?
誰もが羨む生活、裕福な恋人。不満なんて何もない。
でも―。
幸せに生きてるはずなのに、私の心の奥には、青春時代を共に過ごした同級生・廉が常に眠っていた。
人ごみに流され、都会に染まりながらも、力強く、そして少し不器用に人生を歩む美貌の女・里奈。
これは、悪戯に交差する二人の男女の人生を、リアルに描いた“女サイド”のストーリー。

<廉Ver.>
―なぜ今、思い出すのだろう?
若く、それゆえ傲慢だった同級生・相沢里奈の、目を声を、ぬくもりを。
あの頃の僕らは未完成で、足りない何かを探しては傷つき、欲することに夢中だった。
だから気づかずにいたんだ。ずっとそばにあった、かけがえのないものに。
持ち前の器用さと明るい性格で、比較的イージーに人生の駒を進めていく一条廉。
しかし東京は、平穏な幸せを簡単に許してくれない。
運命の悪戯が、二人の男女の人生を交差させる。これは、“男サイド”を描いたストーリー。

■番組概要       
番組タイトル:『恋と友情のあいだで』
<里奈Ver.>
FODプレミアム
2022年4月8日(金)0時より配信開始
以降、毎週金曜0時より一話ずつ全5話を配信
視聴はこちら

<廉Ver.>
ひかりTVビデオサービスにて配信中
※本番組はアプリサービス「ひかりTVビデオ」でも配信し、月額基本料金350円(税込)のエントリープランでも視聴可。エントリープランは、2.5万本以上のVOD(ビデオオンデマンド)作品が見放題で楽しめるプラン(初月無料)。

放送・配信回数:<里奈Ver.><廉Ver.>各5話(全10話)
出演者:堀田茜、泉澤祐希、武田航平、美山加恋、渡辺早織、小澤雄太、陳内将 他
漫画:『恋と友情のあいだで』(集英社刊)
作画:ふるかわしおり
原作掲載:東京カレンダー『恋と友情のあいだで』<里奈Ver.>山本理沙/<廉Ver.>安本由佳
脚本:遠山絵梨香
主題歌:The Burning Deadwoods「No Other Way feat. DedachiKenta & Sincere」
(PONY CANYON / monogram records)
監督:石井祐介(フジテレビ)
プロデュース:田淵麻子(フジテレビ)、葉山浩樹(フジテレビ)
プロデューサー:小林和紘(FCC)
特別協力:ひかりTV 東京カレンダー
制作協力:FCC
制作著作:フジテレビジョン
公式サイト:https://www.koitoyujyo-no-aidade.jp
クレジット:©ふるかわしおり・安本由佳・山本理沙/集英社 フジテレビジョン

【原作コミック情報】
『恋と友情のあいだで 1巻〜4巻』各電子書籍ストアにて配信中
定価440円(税込)(全6巻予定)

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