EXILE、新たな歴史を刻むアリーナツアー『RED PHOENIX』開幕 継承と進化を見せた“NEW EXILE”のエンタテインメント

 今回のライブでは、最新アルバム『PHOENIX』から多くの楽曲が初披露された。「DOWN TOWN TOKYO」では近未来の世界観とともに変幻自在の躍動を見せ、TAKAHIROの歌に関口メンディーがラップで加わる「アガパンサス」では世界と佐藤大樹の2人がしっとりと儚い恋心を表現。SHOKICHIが歌う「HEMERA」では、AKIRAとTETSUYAが生命力を感じさせる身体表現で魅せた。

 ツアーの演出面での見どころについて、3人はこう答えていた。

「この2年間は、LDHエンタテインメントの表現に関して新たに得た部分も多く、映像を駆使した『LIVE×ONLINE』や、声を出せない中での新しい盛り上げ方や楽曲の表現についてはすごく勉強になりました。今回のツアーはその集大成といいますか、EXILEらしい“おもてなし精神”が散りばめられています」(AKIRA)

「アルバムに基づいたコンセプチュアルな内容でありつつ、どこかでEXILEの歴史も感じていただけたらいいなと思いセットリストを考えました。あえてオマージュした過去衣裳を着ていたり、以前からずっと応援して下さっているファンの方からすれば“エモい”部分が所々にあるかと思います」(TAKAHIRO)

「フォーメーションが今までの比じゃないほど入り乱れています。会場全体、全てを120%温められるようにフォーメーションチェンジをしているので、より一体感を作り出せるライブになっているかと思います」(SHOKICHI)

 20年という歴史を重ねてきたEXILE。変化と進化を遂げるEXILE魂を継承するメンバーたちによって、この場所から新たな歴史が刻まれていくことを確信できる、堂々たるツアーの幕開けであった。

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