乃木坂46 田村真佑、新たな“設楽の女”に? 松村沙友理から受け継ぐあざと可愛いぶりっ子キャラ

 これは1分ほどの短いワンシーンであるが、松村と田村の関係性を知るファンにとっては感動すら覚えるやり取りである。松村は自身がMCを務めるニコニコ生放送の番組『生のアイドルが好き』の中で卒業を発表したが、そこに立ち会っていた一人が田村だった。現在は番組自体も田村がその席を引き継いでいる。

 『日経エンタテインメント! 乃木坂46 Special 2022』のインタビューによれば、この配信番組に携わったことが田村に大きな影響を与えているようだ。コント番組『ノギザカスキッツ』(日本テレビ系)では、あざと可愛いぶりっ子キャラも全力で演じきる田村。そこには、何事にも全力で挑んで楽しむ松村への憧れがあった。そんな偉大な先輩を間近で見てきたことによって、だんだんと松村に仕草が似てきたことを自覚する田村。「りんごさんが卒業されて、あざとかわいいキャラポジションが空いたので、受け継げるように頑張らないと(笑)」と発言しているが、早々にそのポジションは継承できたようだ。

 アニメ好きで可愛いらしい声をしていることから、声優業に意欲を示していることも、かつての松村と同じ道だ。だが、松村が残していった轍を辿っていくだけでは、ただの二番煎じに終わってしまう。先輩からの思いを継承しながら、同時に自分だけのポジションも確立する。そこはほかの3期生、4期生にも言える大きな課題であり、乃木坂46の次の10年を築く重要なファクターだ。

※記事初出時、タイトル表記に誤りがございました。訂正の上、お詫びいたします。

関連記事