NCT テヨン、aespa ジゼルらSMエンタコラボ「ZOO」バイラルチャート好調 ラッパー5人によるストイックなパフォーマンス

参照:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(1月20日公開:1月13日~1月19日集計分)のTOP10は以下の通り。

1位:imase「Have a nice day」
2位:Carolina Gaitán – La Gaita, Mauro Castillo, Adassa, Rhenzy Feliz, Diane Guerrero, Stephanie Beatriz, Encanto – Cast「We Don’t Talk About Bruno」
3位:Jnr Choi「TO THE MOON」
4位:TAEYONG, JENO, HENDERY, YANGYANG, GISELLE「ZOO」
5位:Muni Long「Hrs and Hrs」
6位:King Gnu「逆夢」
7位:ロクデナシ「ただ声一つ」
8位:JIN「Yours」
9位:まつむら かなう「最上級の大正解」
10位:ao「you too」

 先週あたりから、国内外のアーティストが入り乱れてランクインする混戦状態となっているバイラルチャート。今週もその傾向は健在。そんな中、2週連続で1位をキープしているimase「Have a nice day」は圧倒的な強さで、もしかしたら本年上半期のバイラルチャートを代表する楽曲になるかもしれない勢いをはらんでおり、今後も注目の1曲であろう。

【imase】Have a nice day(MV)

 そのimaseもそうだが、先週・今週のように、混戦の中でまったく知らないアーティストが登場するのが、バイラルチャートの面白さでもある。知らないアーティストがひしめくカオスは、バイラルチャートならではのチャートアクションだからだ。

 そんなカオスの中から、今週は4位にランクインしているTAEYONG(テヨン/NCT)、JENO(ジェノ/NCT)、HENDERY(ヘンドリー/NCT)、YANGYANG(ヤンヤン/NCT)、GISELLE(ジゼル/aespa)の「ZOO」をピックアップする。彼らは韓国のSMエンターテインメントによる、公演+アルバム+展示で繋がる総合コンテンツプロジェクト『SMTOWN 2022 – SMCU EXPRESS』の一環でコラボレーションを果たした。「ZOO」が収録されたアルバムでは、他にも様々な組み合わせのユニットが実現している。

 今回のコラボレーションの主な参加メンバーとなっているのは、SMエンターテインメント所属の男性グループ NCT。2016年にデビューしたグループだが、最大の特徴は活動に対して人数制限がないこと、さらに韓国・日本・中国・アメリカ・カナダ・タイ・マカオ・香港・台湾など、メンバーが多様な国籍で構成されているということ。コンセプトごとにメンバーを選抜し、世界各都市を拠点として活動している他、すでに複数の派生ユニットもあり、それぞれが成功を収めている。もう一人の参加メンバー・ジゼルは、同じくSMエンターテインメントから2020年にデビューした4人組ガールズグループ・aespaのメインラッパーであり、唯一の日本人メンバーだ。

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