Who-ya Extended、1stワンマンライブでぶつけたデビューからの思い 『呪術廻戦』『PSYCHO-PASS』などアニメ主題歌も披露

 1月に開催された『Sony Music AnimeSongs ONLINE 2022』でも熱いパフォーマンスを繰り広げたWho-ya Extendedが、1月23日、東京・渋谷 Veats SHIBUYAで1stワンマンライブ『Who-ya Extended ONEMAN LIVE #0 “Guess Who?”』を開催。2ndアルバム『WⅡ』収録曲を中心に、昨年大ヒットしたアニメ『呪術廻戦』第2クールオープニングテーマ「VIVID VICE」など全15曲を披露。デビューから2年の思いをぶつけ、「Who-ya Extendedとは何か?」という問いへの答えとなるステージを見せつけた。

 コンピュータの画面がバグったような映像とノイズが流れ、それがピタッと止まった瞬間、高揚感溢れるシンセサイザーのサウンドと共にWho-yaが登場すると、会場は溢れんばかりの拍手で包まれた。1曲目を飾ったのは1stアルバム『wyxt.』のリード曲「ErroЯ CODE」だ。ビジョンにはデジタル感満載の映像が映し出され、会場には無数のレーザー光線が放たれた。続いて2ndアルバム『WⅡ』のリード曲「Wander Wraith」を繰り出し、軽快なビートに身を委ねながら畳みかけるようなボーカルを聴かせた。

 「皆さんこんばんは。Who-ya Extendedです。今日は僕たちの初めてのワンマンライブへお越しいただき、本当にありがとうございます」と、少し緊張した面持ちで始まったMC。「“Guess Who?”は、目隠しをして“だーれだ?”とやるじゃないですか。ああいうニュアンスの言葉です」と、ライブのタイトルを説明し、「このライブを通じて、僕たちがお届けするエンターテインメントを最後まで楽しんでください」と呼びかけた。

 独特のイントロフレーズと不規則なビートで不穏な気配を醸し出す「Discord Dystopia」は、青と赤の2色で怪しげにステージが照らされた。「The master mind」は、跳ねたビートに耳をつんざくようなヒステリックなギターが絡む。サビ前の数え歌になっている歌詞では、〈Ⅰ〉〈Ⅱ〉とローマ数字がホログラムで宙に映し出される演出が目を引いた。また、「Killing My Fear」は、ラスサビに突入する瞬間で音がブレイクして、Who-yaがシルエットになる演出も。ヒップホップ調のビートの「RAISE U UP」は、ビートに合わせて会場に手拍子が広がり、サビでは観客が手を挙げて前後に揺らして一つになった。人気ナンバー「Icy Ivy」ではビジョンに歌詞が映し出され、美しいピアノがポイントになったデジタルサウンドの渦の中で、Who-yaはスタンドマイクを掴み思いの丈をロングトーンに乗せた。

 同楽曲を筆頭に、Who-ya Extendedはこれまで『PSYCHO-PASS  サイコパス3』『NIGHT HEAD 2041』『呪術廻戦』といった人気アニメのテーマソングを担当してきた。MCではそのことにも触れ、「アニメという日本が誇る世界一のカルチャーと共に、多くの人に僕らの曲が届いてくれるのはとても素晴らしくて嬉しいこと」と胸を張る。『呪術廻戦』オープニングテーマ「VIVID VICE」では、歌が始まるや疾走感溢れるビートに乗せて、手拍子が広がった会場。無数のレーザーが宙を飛び交い、サビでは観客が手を挙げて会場が一つになって揺れた。最後にWho-yaが手をグッと握ると、それと同時に音が終わるという全能感たっぷりの演出も実に格好良かった。

関連記事