草なぎ剛「ギターは夢を叶える!」 “好き”が溢れた斉藤和義との夢のような時間

 草なぎ剛が、“斉藤和義”愛を大いに爆発させた。1月22日、斉藤がマンスリーナビゲーターを務めるラジオ『TOKYO GUITAR JAMBOREE EXTRA』(J-WAVE)のゲストとして、草なぎが登場したのだ。大好きな人と、大好きなギターの話をして、大好きな歌をセッションする……そんな草なぎにとって夢のような時間が繰り広げられた。

 2011年に斉藤が「僕の半分」をSMAPへ楽曲提供したこともあり、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)でもコラボを果たすなど、もともと縁のあった2人。プライベートでも草なぎは斉藤の「歩いて帰ろう」が好きで、カラオケでよく歌っていたのだと思い出話を振り返る。

 だが、かつて斉藤がその話を聞いたときは「歩いて歩こう」とタイトルをナチュラルに間違えていたというのだから、実に草なぎらしいエピソード。しかも、斉藤はそれを咎めるわけでもなく「どんだけ歩くんだよ」「歩くね〜」とライトにツッコミを入れたというのだから、まるで漫才のようなやりとりだ。

 そんな草なぎが、これほど斉藤を敬愛するようになったのは自身もギターを弾き始めてから。2013年の舞台『二都物語』で共演した大杉漣との出会いが大きなきっかけとなったと語る。大杉が稽古場や楽屋にアコースティックギターを持ち込み、空き時間に何気なく爪弾く姿に「渋いな」「心に余裕を持つことって、役とかにもむしろいいんじゃないかなって思った」というのだ。

 さらに、もともと好きだった斉藤のライブにも大杉に連れて行ってもらい、生で弾き語りを見て感銘を受けたという話は、YouTube動画『これまでの人生で嬉しかったこと』内で熱く語られたことも記憶に新しい。大杉に憧れ、そして斉藤の弾き語りに魅了された草なぎは、とにかく斉藤の教則本とアコースティックギターを持ち歩き、時間を見つけては触れる日々を過ごしてきた。

 きっとこの日の草なぎを見たら、大杉もニヤリと笑ったに違いない。オープニングから「和義さん、会えてうれしいです! 昨日は眠れなかったですね。遠足に行く子どもになったみたい!」と大興奮。いまや約10本を数えるまでになったヴィンテージギターについても「“和義さんにもらわれたかったな”って(ギターが)言ってんですよ!」と声が上擦る。そんなはしゃぎっぷりを見せる草なぎに、斉藤が「(ギターがそう言ってるなら)もらうよ、いつでも」とサラリとかわしていく関係性がまた微笑ましいのだ。さらに、この日も持ってきたという教則本を出して「今日サインしてくださいよ」とちゃっかりお願いするあたりも、草なぎの人懐っこさと純粋さがにじみ出る場面だった。

 また、草なぎがリクエストする形で斉藤の「僕の踵はなかなか減らない」の弾き語りライブバージョンが流れると「大好きなんですよこれ。自分の口から始まるところとか。すごいふざけててチャーミングだなって。“自分の口で言って音響やってるよ”とか思って! ああいいな、みたいな(笑)。そこに急にカッティングというかアコギの素晴らしい音色がバンッと入ってくるところがめちゃくちゃカッコよくて!」と早口で魅力を語りまくる。

関連記事