Snow Man、YouTubeチャンネルから見える全方位的なポテンシャル 企画動画も大切な表現手段の一つに
楽曲リリースやライブ、ドラマ、映画、バラエティ番組と今年も多方面での活躍を見せてくれたSnow Manのメンバーたち。多忙を極める中、YouTubeの動画配信でも大いに楽しませてくれた。ジャニーズ事務所が初のYouTubeチャンネル「ジャニーズJr.チャンネル」を立ち上げた際、水曜日担当として動画をアップしはじめてから約4年。グループ単独のYouTubeチャンネルになってからも毎週水曜日更新を続けており、12月25日にはチャンネル開設2周年を迎える。
ジャニーズJr.チャンネル時代と比べると、楽曲のMVやレコーディング映像など音楽・パフォーマンスに特化した内容もより充実した。音楽系の動画は1ユーザーあたりのリピート率が高いことが想像できるため、1000万回再生超えの人気コンテンツとなりやすい側面もある。それでもやはり彼らのパフォーマンスに魅了される人たちが多いというのもまた事実だ。歌やダンス、彼らの持つ表現力を余すことなく生かしたSnow Manのアーティスティックな一面が見られるそれらの動画が、この1年で彼らのことを知り、興味を持った人たちの心をも掴んでいったことがコメント欄などでも確認できる。
そのような音楽系動画とは対照的なバラエティ要素のある企画動画も変わらずに更新を続けているのはファンにとっても喜ばしいことだ。“アーティスト”としてのブランディングを考えれば、作りこまれたコンテンツを揃えていくという選択肢も考えられる。しかし、グループの雰囲気、メンバーのキャラクターを伝える役割を果たしてきた企画動画は今や彼らの大切な表現手段の一つだ。
チャレンジ企画、ゲーム企画を中心に「◯◯王」を決めるシリーズが定番となったなか、それらでのSnow Manの“あるある”といえば、個人やチームで対決していてもそれぞれがつい応援したり助け舟を出してしまい勝ち負けのルールが薄れがちになるところだ。直近で公開された「Snow Man「スレスレ王決定戦」のはずが...感動物語」に関しても大きな風船に順番に空気を入れていくチキンレースをしていたはずが、なかなか割れる気配が見えず撮影に参加していた深澤辰哉、渡辺翔太、目黒蓮、ラウール以外にも佐久間大介、宮舘涼太、向井康二が助っ人で登場し、みんなで風船を膨らまし割るために一致団結。ギリギリ割らないという本来のルールはもはや皆無となった。このように勝負はきっかけにすぎず、あくまでみんなで楽しむことが目的となっているのがSnow Manの企画動画の良い点だと思う(勝敗だけで言えばじゃんけんが一番熱が入るという説も……)。