ばってん少女隊、“恋を構成する6つの感情”を表現 年末ワンマンライブで見せた進化し続ける姿

 青色担当・柳が、指先にまで神経を行きわたらせた繊細で儚いダンスを披露し、“悲しみ”のパートへ突入する。ピアノの音色がドラマティックな歌モノ「FORCES」、別れの切なさをギュッと歌詞に詰め込んだ「bye bye bye」を披露し、普段の元気なばってん少女隊とは違う大人っぽい表情を見せた。

 最後は緑色担当・希山が、キラキラと輝く瞳とともに全身を使ったパフォーマンスを見せ、“希望”を表現。そして、青春のきらめきを感じさせる爽やかな「夢のスコール」、青空に舞う桜吹雪が映し出される演出が美しい「STORM!」を笑顔で歌い上げ、未来への希望の光をしっかりと感じさせてくれた。

 13曲・約50分のステージをノンストップで駆け抜けたばってん少女隊だが、ここでようやくMCパートへ。いつもの自己紹介をした後は、今回のライブでメンバーが表現した“恋を構成する感情”を解説し、「伝わりましたか?」と上田がファンに問いかけると、フロアからはこの壮大なライブを表現しきった彼女たちを賞賛するような大きな拍手が沸き起こる。

 MCのあとは、ライブ後半戦へ。「ここからもまだまだノンストップでいっちゃいますよ!」という勇ましい言葉から始まったのは、メジャーデビューシングル曲「おっしょい!」。高速テンポでハイテンションなライブを繰り広げる彼女たちの笑顔からは、疲れの色など全く見えない。そして、ファンタジックでメルヘンな「MEGRRY GO ROUND」、ファンと一緒にフリを楽しむ「ジャン!ジャン!ジャン!」などを次々と繰り出し、様々な角度からばってん少女隊のライブの魅力を表現する。本編ラストは、清涼感あふれる「FREEな波に乗って」。スクリーンには、現体制になってからの思い出の写真がいくつもスクリーンに映し出され、感動的なラストを迎えた。

 メンバー一人ひとりにスポットを当てたソロパフォーマンスや、それぞれの感情を表す楽曲が組み込まれたセットリスト、世界観に没入させる映像演出など、見所が盛りだくさんのライブでファンをめいっぱい楽しませたばってん少女隊。進化し続ける彼女たちから、来年も目が離せない。

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