ときのそら、VTuberにとどまらない活動で高まる人気 指原莉乃、広瀬香美との交流に見る5周年への期待

 2022年9月に活動5周年を迎えるVTuber ときのそらが、11月24日に3rdアルバム『Re:Play』をリリースする。また、メモリアルイヤーの一環として2022年1月22日には、3年ぶりとなるソロライブ『ときのそら Theatrical Cover Live「Role:Play」』を池袋HUMAXシネマズと109シネマズ大阪エキスポシティの2会場で開催予定。VTuber新四天王の1人でバーチャルYouTuberという言葉を生み出した張本人でありながら、VTuberの枠を越えて活躍するときのそらの動向に迫ってみたい。

バーチャルの壁を越えた“リアル”での活動

 2017年9月に活動を開始したときのそら。YouTubeの動画投稿やライブ配信を中心に活動し、YouTube公式チャンネル「SoraCh. ときのそらチャンネル」のチャンネル登録者数は、2021年11月中旬時点で約88万人、オフィシャルTwitterのフォロワー数は約58万人。アーティストとしても2019年に1stアルバム『Dreaming!』でデビューを果たし、これまでに3枚のアルバムやライブBlu-rayなどをリリース。視聴者の心に寄り添った前向きな歌で人気を集め、数多くのライブイベントに出演し、2019年と2020年にはワンマンライブを開催している。YouTubeではオリジナル曲の他に「歌ってみた」として多彩な楽曲をカバーし、他のVTuberとのコラボ動画もアップしている。

 そんなときのそらの活動は、実に多岐に渡る。2019年にはライトノベル『ときのそら バーチャルアイドルだけど応援してくれますか?』の主人公になった他、昨年は1st 写真集『そらびより』を発売。VTuberによるドラマ『四月一日さん家の』(テレビ東京系)シリーズに、猿楽町双葉、響木アオらと出演し、長女の四月一日一花を演じた。ときのそらたち姉妹によるユニット=ジ・エイプリルフールズを結成し、オープニングテーマ「V・V・斬り込みます!」、エンディングテーマ「花が咲いたら」も担当した。他にも、声優 野沢雅子がパーソナリティを務めるラジオ番組『野沢の雅子さん』(FM大阪)に出演して、レジェンド声優と人気VTuberの歴史的共演が話題になった。

 昨年は、アイドルフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL オンライン 2020』にて、「バーチャルTIF」のメインMCに抜擢。チェアマンを務めた指原莉乃からも注目され、指原の「ときのそらちゃん会える」とのツイートに、ときのそらが返信するやり取りがファンの間で話題になった。さらに指原が『TOKYO IDOL FESTIVAL オンライン 2020』について話したインタビューでも、「VTuber、バーチャルアイドルのステージがめちゃめちゃ楽しみです。(中略)バーチャルTIFのメインMCを務めるときのそらさんは大人気のVTuberなので、注目しています」(※1)とコメントするなど、リアルとバーチャルの2大アイドルの急接近が話題になった。

 バーチャルの壁を越えたリアルでの活動でもVTuberシーンを牽引しているだけに、今回リリースされる『Re:Play』は多方面から注目を集めている。その1人が広瀬香美だ。7月に配信ライブを告知したツイートを、広瀬がコメントと共にリツイート。今回の『Re:Play』についても、「ときのそらさんは、カバー曲を中心に活動されていて、まっすぐで力強い歌声でどこか親しみを感じるところが魅力的。ホロライブのビジュアルとギャップがあるところも、どこか惹かれるポイントかも知れません。新しいアルバムが聴けるのを、楽しみにしています」(※2)とコメントしている。

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