ラストアイドル、新選抜を賭けたガチンコバトルが勃発! 阿部菜々実 VS 間島和奏など『ラスアイサバイブ』名勝負を振り返る

 「鈴木遥夏 VS 小澤愛実」「山本愛梨 VS 籾山ひめり」といった組み合わせは、それぞれ仲の良い2人だからこそ生まれた名試合の代表例だ。オーディションバトルでは戦うのを避けていたほどに、初期から仲の良かった鈴木と小澤。2人の歌唱パフォーマンスもさることながら、注目したいのは互いにリスペクトし合う心。鈴木はこの試合のために紙粘土で“あいはる”コンビを制作し、小澤は鈴木へ愛のこもった短歌を詠む。結果は「1085票対1090票」で小澤の勝利に。この5票差までをも、「仲が良い」と解釈してしまうのだから、2人は相当仲が良い。

 登場から楽しい雰囲気が溢れ出ている山本と籾山の後ろ髪にはお揃いのポニーテールが揺れる。有線マイクを持ちながら一回転する技を見せた山本選曲の℃-ute「まっさらブルージーンズ」。籾山はアンジュルム「臥薪嘗胆」で、可愛らしさと大人っぽさの二面性を見せながら、間奏ではマイクを置き、イヤリングが飛ぶほどの力強いダンスパフォーマンスを披露した。結果は「717票対706票」の僅差で山本の勝利。籾山が「2マンライブ」だと話したこの試合は、山本の「こんな素敵なメンバーと一緒に活動できるなんて幸せだなって改めて思いました」と讃え合う言葉で締めくくられた。

 「阿部菜々実 VS 間島和奏」のカードをはじめ、レベルの高いパフォーマンスが日々繰り広げられている『ラスアイサバイブ』だが、キャラ対決とも言える試合になったのが「高橋みのり VS 白石真菜」のバトルだ。多種多様な選曲で見る者を楽しませてきた高橋が選んだのはB.B.クィーンズ「おどるポンポコリン」。Tシャツに短パン、帽子のつばを後ろにして高橋は「みんなで踊ろう!」とひょうきんなキャラを演じる。驚いたのは〈でんしんばしらの かげから お笑い芸人 登場〉の歌詞でMCを務める三拍子の宣材写真を取り出したことだ。さらに、これは試合後に白石が明かしていたことだが、歌詞の〈ニンジンいらない〉の通りに、本当に高橋が人参嫌いというのも見事な選曲である(偶然なのかもしれないが)。対する白石は、ももいろクローバーZ「サンタさん」で勝負に挑む。季節外れのサンタの衣装に、曲途中では高城れにのどじょうすくいを完全再現。ももクロのグッズの扇子を持ち込む徹底ぶりだ。結果は「666票対663票」の僅差で高橋の勝利。連敗続きだった高橋は今回も負けたと思い込んでいたのか、勝利したことに気がつくと真顔になり、やがて止めどなく涙が溢れてくる。負けたはずの白石には笑顔が、勝利した高橋の頬には涙が伝っていた。

 さらに「橋本桃呼 VS 大森莉緒」は、“可愛い対決”が繰り広げられた。橋本はモーニング娘。「ザ☆ピ〜ス!」を選曲し、マリンテイストの衣装で登場。対する大森はフリフリのツインテールを揺らしながらAKB48「最強ツインテール」で挑む。画面の向こうのファンにアピールするのはもはや基本中の基本。そこにキュンポーズ、ウインクなどを入れ込み、どれだけ視聴者を楽しませられるかが鍵となってくるのだ。結果は「1032票 1013票」で橋本の勝利。一緒にご飯に行くほどの仲で、バトル前には「仲良し同士だから戦うのがつらい」と大森が話していたが、お互いが相手のパフォーマンスで楽しくなってしまうーーそんな笑顔に溢れたバトルとなった。

 「町田穂花 VS 髙橋美海」のカードも印象に残ったバトルの一つだ。町田はラスアイの中でも随一の歌唱力を誇るメンバー。ZONE「secret base 〜君がくれたもの〜」を3分30秒フルで歌いきり、全ての思いをその歌声に乗せる。一方の髙橋はナース姿でAKB48「ハート型ウイルス」をパフォーマンス。間奏にはボックスから取り出した妄想シチュエーションを披露するあざとさの2段構えだ。先述した「橋本 VS 大森」とは異なる、言わば異種格闘技戦である。結果は「1363票 1022票」で髙橋に軍配が上がった。「あざとさ VS 歌唱力」といった判定の難しいバトルであるが、一つ髙橋の「歌→妄想シチュエーション→歌」という3分30秒を上手く使った構成力の高さは評価したいところである。

 6試合目までの結果を見ると、上位には阿部や小澤、山本、大森莉緒といった1期生メンバーが名を連ねているが、そこに2期生アンダーから下克上を起こすメンバーがいる。それが木﨑千聖。これまで選抜に入ったことのない、この『ラスアイサバイブ』のダークホースと言えるメンバーである。木﨑は元々アイドルグループに所属していた実力者として、2期生のオーディションバトルに参加。レベルの高いパフォーマンスでSNSでも支持を受けていたが、佐佐木一心との対決で吉田豪のジャッジにより敗北。他の審査員3人が木﨑を選んでいたただけに、当時SNSでは物議を醸す事態となった。そんな木﨑にとって、今回の『ラスアイサバイブ』は、リベンジの舞台でもある。投票するのは画面の向こうにいるファン一人ひとり。滲み出る愛らしさを武器に初の選抜を目指す。

 「最後のチャンス、かもしれない。」ーーコンセプトにあるその言葉は、メンバー一人ひとりが『ラスアイサバイブ』にかけるリアルな心情を表している。この先に待ち受けているのは選抜という栄光とアンダーという挫折だが、同時に400試合以上のバトルで生まれる絆とメンバーの新たな感情もきっとある。『ラスアイサバイブ』とはラストアイドルが原点に還る時であり、生まれ変わる時である。

「17LIVE Presents 496試合を勝ち残れ。ラスアイサバイブ ~ワタシは、ワタシたちで勝つ。~」特設サイト

■配信詳細
開催期間:2021年8月14日(土)〜2021年9月27日(月)
配信アカウント: ラストアイドル_official(https://17.live/ja/profile/r/15030954)

■視聴方法
無料(※)の「17LIVE」アプリをダウンロード。
https://17apps.onelink.me/i7CY/17LivePR
(※)アプリ内には一部有料のメニュー・コンテンツあり。なお通信料はユーザー負担。

■リリース情報
11thシングル『タイトル未定』
2021年初冬発売
詳細未定

■関連リンク
ラストアイドル 公式サイト: https://lastidol.com/
ユニバーサルミュージック公式サイト : http://universal-music.co.jp/last-idol
オフィシャルTwitter:https://twitter.com/last_idol_pr
オフィシャルInstagram:http://www.instagram.com/last_idol_official/
オフィシャルTikTok:https://vt.tiktok.com/ZSJJn5Y1Y/
テレビ朝日『ラストアイドル』(金曜深夜25:20~OA)※一部地域を除く
http://www.tv-asahi.co.jp/last-idol/

関連記事