『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生したINI 佐野雄大 未経験からメンバー入りしてみせた類稀なるポテンシャル
雑誌へ登場したり、プライベートメール配信サービス「INI MAIL」がスタートしたりと、年内のデビューに向けて着々と準備を進めている、グローバルボーイズグループ・INI。個性豊かなメンバーが集まっているINIは、6月まで放送されていた『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(TBS系/GYAO!)から誕生した11人組。そのメンバーの中でひと際愛され力の高いのが、佐野雄大だ。本稿では、彼がどんな人物なのかを改めて振り返ってみたい。
佐野は大阪府出身、2000年10月10日生まれの20歳。『Popteen』専属メンズモデルオーディションで審査員特別賞の受賞経験もあり、178cmというスタイルの良さと「練習生が選ぶビジュアルが気になる練習生」1位にもなるほどのビジュアルも番組放送前から注目を集めていた。番組内では困難を乗り越え、着実な成長を見せてデビューを掴んだメンバーである。
というのも、佐野は歌もダンスも未経験で番組に参加。オンタクト能力評価では3位という高い順位を獲得していたが、その順位と自分の実力の乖離がプレッシャーのようになっており、度々「3位という順位は不相応」というコメントをしてきた。実際、苦戦する様子が映し出されていたことは少なくない。レベル分け再評価テスト時、「練習しても全然上手くなれへん。やのにみんな自分の時間削って教えてくれるのも申し訳ない」と涙を流したり、グループバトル時、トレーナーのKENZOから名指しで指導を受け、思い悩んでしまったり、時には「チームの迷惑になっているかも」と萎縮しているように見える場面もあった。
だが、そこで腐らずに努力を続けてきたのが佐野の長所。結果、かなりの成長を見せてくれた。番組後半にはトレーナー陣からも驚きの声が上がっており、ダンストレーナーの仲宗根梨乃も「雄大、どうしたの!? えー!」と高評価。練習生たちからも同じで、田島将吾はポジションバトルでの佐野を見て「雄大、一番成長したなって思った」とコメントをしていた。実際、筆者も最終回の現場取材で、佐野のパフォーマンスを見てその成長に目を見張ったことを覚えている。