韓国ドラマ『わかっていても』OST第1弾がバイラルチャート首位に 恋のときめきを想起させる“優しさと高揚感”
OSTに大物アーティストが参加することも珍しくなく、OSTのクオリティがドラマ自体の人気に大きな影響を与えるといっても過言ではない。韓流ドラマブーム再燃のきっかけとなった『愛の不時着』でも、作品のみならずOSTへの評価が非常に高く、より深く物語に感情移入するための重要なファクターとなった。
そして、『わかっていても』のOST第1弾として発表されたのが、KIMMUSEUM「We're Already」である。アコースティックサウンドのイントロから語りかけるように幕を開ける本楽曲。気づくと胸の鼓動に合わせるようなビートが加わり、鼓動の高まりを感じさせながらビートも徐々に速く刻み出す。あくまで優しく歌いながらも、気持ちは着実に高まっているようで、次第に聴こえてくるストリングスやシンセのサウンドからも感じ取ることができる。空を飛んでいるように夢心地な音像は、まさに今はじまった恋のときめきを真空パックしたようだ。
まだまだ『わかっていても』の世界観を彩る楽曲が数多く控えているようなので、ドラマの今後の展開とあわせて第2弾以降のOSTも楽しみにしたい。
■Z11
1990年生まれ、東京/清澄白河在住の音楽ライター。
一般企業に勤務しながら執筆活動中。音楽だけにとどまらず映画、書籍、アートなどカルチャー全般についてTwitterで発信。ブリの照り焼きを作らせたら右に出る者はいない。
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