“日プ2”発グループ INI初代センター木村柾哉、心を掴むパフォーマンスと人柄 メンバーからも慕われる理由

 サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(TBS系/GYAO!)を勝ち抜いた11人からなるグローバルボーイズグループ、「INI(アイエヌアイ)」が6月13日に誕生した。INIには、「I(僕たち)はI(あなた)とNETWORK(繋がっていく)」という意味が込められている。2021年内にデビューシングルを発売し、フリュー株式会社との広告契約も決定しているなど、精力的な活動を見せてくれそうだ。そんなINIで、デビューシングルのセンターを務めることに決まったのは、国民プロデューサーによる投票で見事1位を勝ち取った木村柾哉。彼はどんな人物なのか、『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』でのパフォーマンスや素顔を通して見えた姿をご紹介したい。

 木村は愛知県出身、1997年10月10日生まれの23歳。グループでは年長組となる。番組に参加する前はダンサーとして活躍しており、講師や有名アーティストのバックダンサーなど幅広い経験を持つ。番組内でも、その高いダンススキルに注目が集まっていたことは言うまでもない。

 そんな彼は、番組放送前に行なわれた「オンタクト能力評価」から最終順位発表式まで国民プロデューサーによる投票で3位以下になったことがないほどの人気を見せていた。高いパフォーマンス力で見る者を魅了していたことは明らかだが、それ以外にも番組内で見せた人柄で多くの人々の心を掴んでいたように思う。

 最終回で「愛されリーダー」というキャッチコピーが付いていた通り、木村は「頼れる兄貴」という表現がぴったりだ。番組内でも練習生たちから「柾兄」と呼ばれ、慕われている様子が多々映っている。レベル分け再評価では、Fクラス(最も努力が必要な練習生たちが割り振られるクラス)メンバーたちから「教えてほしい」と声を掛けられ、教えに行くシーンが見られた。木村自身も1回目のレベル分けテストで最上位クラスのAを逃してしまっており、練習したい気持ちもあっただろう。だが、嫌な顔ひとつせず困っている仲間たちを助ける姿に、人望を集める理由を垣間見た気がする。実際、木村は番組で行なわれた4つのバトル全てでグループのリーダーを務めており、練習生から頼られていることがわかる。ちなみに、うち3つはセンターも兼任しており、彼のパフォーマンス力の高さも窺い知ることができる。

 また、人間力もかなり高い。番組放送前、オンタクト能力評価のコンテンツとして公開された「練習生リアクションcam」で、木村はまず「数多くあるコンテンツの中から僕の映像を見ていただき、ありがとうございます」と挨拶をしている(※1)。普段からこの気持ちを持っていなければ、なかなか出てくる言葉ではない。各バトルにおいてもグループメンバーを気に掛ける様子が映っており、自分がセンターを担っていても“みんなが輝ける”振りを作ってきた。グループバトル(※2)の時も「歌っている人が前に来るような構成を作らなきゃなって思ってて」と試行錯誤。結果、全員が輝くステージが出来上がっていた。とはいえ、自分自身が周りに埋もれないように輝く心も忘れないハングリー精神も良い。そんな木村の仲間思いな部分は、番組が終わった後の「デビュー決定直後!メンバー11人に生直撃SP」(GYAO!)の「脱落してしまったメンバーを応援してくださっていた方もいると思います。僕たちが責任を持ってデビューを果たして、皆さんに希望や元気を与えていくので、これからもどうぞ応援をよろしくお願いいたします」というコメントからも伝わってくるだろう。

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