乃木坂46、2年ぶり『真夏の全国ツアー2021』にファン歓喜 遠藤さくら座長、東京ドームへのリベンジなど注目ポイントを解説

 また、2020年3月に加入した4期生の黒見明香、佐藤璃果、林瑠奈、松尾美佑、弓木奈於にとってはこれが初のツアーであり、今年5月の『4期生ライブ』において叶えられなかった初めてのファンとの対面となる。ツアーは松村沙友理の活動終了日の翌日からスタートし、『アンダーライブ 2021』が最後のライブとなった伊藤純奈と渡辺みり愛の参加もない。タイミング的にも、乃木坂46の新たな一歩と言えそうだ。

 ツアーファイナルは、9月8日、9日の東京ドーム2デイズ。4年前に伊藤万理華と中元日芽香を見送り、乃木坂46がさらなる高みを目指した一つの到達点。白石麻衣の卒業コンサートが、昨年、5月5日から7日にかけて開催される予定だった場所でもある。グループのキャプテンである秋元真夏は、2020年1月のインタビュー(関連:乃木坂46 秋元真夏 1万字インタビュー「後輩グループも背負っているという責任感が芽生えてきた」)で「東京ドームってまだ1回しか経験していないし、終わった直後にみんな「悔しい」って言葉を口にしていたので、その経験をしているメンバーたちのリベンジというか、やりきったぞと言える東京ドーム公演はやってみたい、という気持ちはずっと持っています」と明かしていた。つまり、この東京ドームはかつての乃木坂46にとってのリベンジ公演。8月21日に結成10年目を迎える乃木坂46が、再び聖地・東京ドームに立つ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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