嵐と“中居くん”の交流はこれからも続くーー二宮和也×中居正広、電話での失敗エピソードから感じた関係性

 嵐・二宮和也が、5月9日放送の『BAY STORM』(bayfm)にて語った中居正広のエピソードは、すでに多くの人の知るところだろう。

二宮和也

 話題は、電話での失敗について。過去に、二宮が中居と電話で話した際「ありがとうございました!」と切ったところ、中居から折り返しの電話が。「切るの早いよ!」「先輩が切ってからじゃないと切っちゃダメだよ」といった、電話でのマナーを教えてくれたのだという。

 この話題がネットニュースで拡散されるなか、中居からのアドバイスについて「前時代的では」という声も少々耳にしたのだが、こうした細やかな心配りは、されて気分の悪いことではないはずだ。

 二宮は、わざわざ折り返して教えてくれた中居について「ありがたい」と振り返った。思いがなければ、どうでも良い相手ならば、わざわざ折り返してまで指摘したりはしないだろう。まして、相手によっては疎ましがるかもしれない内容だ。放っておかない中居の優しさと、それを「ありがたい」と受け止められる二宮の、互いの人柄と関係性が見えるエピソードだった。

 中居自身、そのシャイな性格もあって自ら後輩とのエピソードを明かすタイプではないのだが、後輩たちからはたびたびその名前を挙げられ、面倒見の良さやプロフェッショナルな姿勢が明かされている。昨年『しゃべくり007』(日本テレビ系)にて、V6・井ノ原快彦が語ったエピソードも印象的だった。

 2015年、井ノ原が『第66回NHK紅白歌合戦』の白組司会に抜擢されたときのこと。本番数日前に偶然、中居と街で会った際に「台本は全部、覚えておいたほうがいい」と、自身の経験を踏まえた助言をもらったという。

 中居は本番中にも井ノ原の進行を気にかけ「バラードのときに(曲紹介の)余韻を出したほうがいい」とアドバイスをしたり、終盤に向け「あとちょっとだよ!」と激励するなど、中居の存在が支えになったと井ノ原は語った。

 また、中居がプロデュースを手がける舞祭組の1stライブツアー『舞祭組村のわっと!驚く!第1笑』初回盤DVDの密着映像には、ライブにおける自身のノウハウを惜しみなく舞祭組メンバーに伝授する中居の姿が収められている。

 あくまでも「俺だったらば」としてアイデアを出し、判断は舞祭組に委ねる。ステージに送り出す際には「(一人ひとりが)4分の1ではなく、1分の1かける4だから」と、ステージに立つ者の心構えを託して背中を押し、ピリっとしたリハーサルから一転、本番のステージを見つめる優しい眼差しも印象的だった。

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