松本潤、数々のエピソードから探る「食」へのこだわり CMにも影響与える高い意識

 『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で紹介されてハマり、インスタライブでも振る舞ったタコスや、同番組の最終回にて披露したシュラスコなど、一般的にはあまり家で作らないであろう料理も自らの手で調理するなど、その追求する姿勢や行動力はさすがだ。

 かと思えば、「地方のホテルでの朝食は和定食」と断言して譲らなかったり、蕎麦は麺と汁を別々にして食べる、大好物のカニクリームコロッケには絶対にソースなど、和食や家庭料理へのこだわりも強い。

 それら松本の「食」に対する数々のこだわりを知った上でキッコーマンの新CMに再び目を向けると、その凛々しい厨房での姿も、元々彼の中に存在していた魅力をアップデートした形で見せていることに気づくのだ。

【松本潤出演】 「キッコーマン うちのごはん」CM「香味ねぎだれ篇」(15秒)【キッコーマン公式】

 松本にとって、「食」は身体の内側から美を保つための重要なファクターであり、自分のイメージをコントロールしたり、様々な魅せ方を演出するパートナーでもあるように見える。ゆえに、彼の「食」に対する愛は一層魅力的に輝き、彼が口にするもの、その物自体の付加価値も高まる。それは、「食」と真摯に向き合い、丁寧に扱う松本からの、真心の還元なのかもしれない。

■佐久良夏生
1988年生まれ。茨城出身。日本の音楽・コミック・サブカルチャーが好きです。

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