平手友梨奈から目が離せない 『ドラゴン桜』にも出演、多方面で見せる新たな表情

 平手友梨奈の最近の活躍を見ていると、欅坂46時代からの繋がりを感じる部分がある。グループ在籍時に培った経験を生かして、挑戦を続けているようだ。欅坂46時代は全シングル表題曲でセンターを担当した平手。彼女の表情や佇まいから感じる存在感は圧倒的だった。今までいなかったタイプのカリスマ的な魅力を持つアイドルであり表現者でもあった。

平手友梨奈「ダンスの理由」

 ソロ活動を始めてからも、大きなインパクトを与え続けている。例えば『2020 FNS歌謡祭 夏』で行った森山直太朗とのコラボレーション。森山が自身の楽曲「生きてることが辛いなら」を歌唱するなかで、少女のダンサーと一緒にコンテンポラリーダンスを踊っていた。ダンスを組み合わせることが難しいであろうフォークソングだったが、彼女は楽曲の世界観を見事に表現し、同曲が持つメッセージにより深みを与えた。放送後はすぐにTwitterで話題になりトレンド入り。ソロでも素晴らしい表現ができることを改めて世間に伝え、彼女の才能と実力が再評価されたのだ。

 音楽活動でも爪痕を残している。デビュー曲となる「ダンスの理由」では一から制作に関わり、作曲にも参加。クリエイティブな表現もソロになってから始めた。こちらは2020年冬に放送された『2020 FNS歌謡祭 第2夜』で放送され、大きな話題に。エモーショナルなダンスとメッセージ性の高い歌詞。欅坂46時代とは違うタイプのダンスナンバーだ。平手の魅力はそのままに新しい表現が綺麗に組み合わさっていて、ソロになっても進化していることが伝わってくる。同曲のMVは2021年4月20日現在で500万回再生を超えており、彼女の人気が不動であることも裏付けている。

 他にも新しい挑戦を行っている平手。デジタルハリウッド大学のCMに出演したこともそうだ。撮影は「本物の反応を見せたい」という平手の意向から一発撮りで行われた。彼女のダンスとデジタル映像が組み合わさった映像。高いクオリティのパフォーマンスと、映像の凄さに興奮したり感動した平手の表情が印象的だ。それは生々しく、まさに本物の反応に思う。ソロになってより自由に活動できるようになったからか、作品創りに自身の意見をより伝えて反映させているようだ。そのため自然とクリエイティブな活動が増えているのだろう。

デジタルハリウッド大学ブランドムービー「みんなを生きるな。自分を生きよう。2021」篇 平手友梨奈さん出演

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