乃木坂46 与田祐希、久保史緒里、黒見明香…… 『ノギザカスキッツ』で輝いた3・4期生のコメディエンヌ

 乃木坂46 3期生と4期生によるコント番組『ノギザカスキッツ ACT2』(日本テレビ)の最終回にて、「第2回キャラデミー賞」が発表された。4期生のみでスタートした『ノギザカスキッツ』に今シーズンからは新たに3期生が参加。全20回の中で計88もの個性豊かなキャラクターが誕生した。その中から視聴者投票で人気ナンバー1キャラを決定するのが「キャラデミー賞」である。

与田祐希2nd写真集『無口な時間』

 投票総数2万5332票のうち、6446票を獲得し王座に輝いたのが与田祐希が演じる「スト子」だ。いちご星からやってきたストロベリーの生まれ変わりであるスト子は、#2の恋愛ゲームコント「ノギザカプラス」にて初登場。コントに参加しているさらば青春の光の森田哲矢からも「『ノギザカスキッツ』にいたことのないキャラ」「度肝を抜く」とVTR前に絶賛され、そのハイテンションキャラと「ぐるぐる~」の動作、語尾の「だっちゃ」で瞬く間にファンの心を掴んだ。反響を受けて#11にてユーチューバーとして再登場。チャレンジ企画の「スト子いちごを眺めてみた」や久保史緒里が演じる「スト子ママ」、中村麗乃による「スト子妹」を引き連れ、さらなる世界観を提示して見せた。1位の発表を受けて与田は地元でもスト子が有名で父親がマネをしていたと明かしていたが、言うまでもなくファンの間でも絶大な人気を誇っている。久保とペアでSHOWROOM配信をした際には、そのシチュエーションも相まって、スト子とスト子ママのやり取りが演じられたこともあった。意外と少なかったブリブリな王道アイドルの愛らしさが与田にうまくマッチしたキャラと言えよう。

 6043票と惜しくも僅差で2位になったのは、久保が演じる「恋のディーラーSHIORI」。#5で初登場した恋の駆け引きをテーマにしたカジノのディーラー役であり、恋の案内人だ。「脈アリか、脈ナシか。ベッドしてもらいましょう!」「ノット脈ー!」といった名ゼリフももちろんだが、目を見張るのが感情の起伏の激しい久保の演技である。ディーラー役なのにも関わらず“賭ケグルイ”しているかのような情緒のおかしいキャラ。瞳孔が開いた久保の表情は、ランキング8位の「カワイイアーミーズ」を代表するようなオタクキャラとはまた違った恐怖も内包している。久保自身も「一番役作りが難しかった」と語っているが、#12の再登場時には久保にキャラも浸透し、「キャラデミー賞」発表では「お芝居の現場でこれ(恋のディーラーSHIORI)を褒められる」と話している。4月22日からは久保が主演を務めるドラマ『クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術』(カンテレ・BSフジ)がスタート。キャラ設定は異なるものの、ブラックな久保という点では通ずるものを感じさせる。

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