櫻坂46、“モテメンバー”に選ばれた3人 『そこさく』で見えてきた愛らしい素顔

笑顔の力でグランプリに輝いた田村保乃

 そして見事グランプリに輝いたのは田村保乃。田村が選ばれた理由の多くには共通点がある。たとえば、土生瑞穂は彼女を選んだ理由として「仕事の疲れも保乃ちゃんの笑顔で『お疲れ様』と言ってくれたら吹っ飛びそう」と説明している。続いて原田葵は「ゲラでニコニコ答えてくれるので彼女だったら楽しそう」、井上梨名は「笑顔で全部許してしまいそう。困り顔も可愛い」、森田ひかるは「とにかく可愛いです。あの笑顔にやられない人はいないと思う」といったように、先輩同期関係なくすべて“笑顔”が理由の一つになっている。司会陣も補足するようにして「この番組のオンエア観た時もほぼ100%で笑ってるよね」「平和な感じになる」とコメントしていた。たしかに番組で見る田村は笑顔の印象が強い。挙がった意見を見ても、普段からメンバー同士の間でも笑顔をよく見せているのが伝わる。彼女の見せる笑顔がグループを明るくしているようだ。

 尽くす人、コミュニケーションの人、笑顔の人。三者三様の“モテメンバー”が揃った今回の企画。この日の放送はちょうど2ndシングルの選抜発表もされ、上記の3名は表題曲の歌唱メンバーにもしっかり選ばれていた。メンバーに好かれることがスタッフの評価とも比例しているのだと感じる。ファンだけでなく、メンバーに“モテる”ことも重要なのかもしれない。

■荻原 梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter(@az_ogi/https://twitter.com/az_ogi)

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