荻原梓のチャート一刀両断!

乃木坂46『僕は僕を好きになる』が大差をつけてチャート首位に 3、4期生の活躍光るバリエーション豊かなシングル

参照:https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2021-02-08/

 2021年2月8日付のオリコンチャートによれば、乃木坂46の『僕は僕を好きになる』が589,338枚で1位を記録。Snow Manの『Grandeur』が62,003枚で2位、RAISE A SUILENの『mind of Prominence』が12,940枚で3位と続いた。1位の乃木坂46が桁違いの売り上げを見せた週となった。

乃木坂46『僕は僕を好きになる』(Type-A)

 『僕は僕を好きになる』は乃木坂46の通算26枚目のシングル。配信を除けば昨年3月の『しあわせの保護色』以来となるシングルリリースで、Type-AからDと通常盤を合わせて全5形態が用意されている。センターを務めるのは注目の3期生メンバー・山下美月。

 表題曲は同グループに何曲も名曲を提供している杉山勝彦による作曲で、ピアノとストリングスの爽やかなメロディに透き通るような美しいボーカルが印象的。歌詞に目を向けると、〈友達なんかいらないって思ってたずっと〉と孤独な生き方を選んでいた主人公が〈生きにくくしてる張本人は僕だ〉と気付いたことで、〈僕は僕を好きになる〉と決心するまでの心の移り変わりを描いている。こうした内省的な歌詞を、グループならではの複数コーラスと繊細なサウンドで表現した作品だ。

乃木坂46「僕は僕を好きになる」

 カップリング曲にも触れておきたい。全タイプ収録の「明日がある理由」は続けることの大切さを歌った曲で、〈もっと気楽に行けばいい〉〈そのうち夢は叶うよ〉といったおおらかな言葉が並んだメッセージソング。温かいピアノの伴奏が印象的なアレンジだ。Type-B収録の「口ほどにもないKISS」は中村泰輔が作編曲したポップナンバーで、明るく爽やかなアイドルソング。