BTS JIN×RM、夫婦のような仲睦まじいやりとり グループを支える両翼“ジンナム”コンビ

 BTSのJINが、アイドルコミュニティ『アイドルチャート』の「最高寄付スター」に選ばれた。これはファンによって集められた寄付金が、JINの名前で寄付されるアイドルチャートの寄付システムによるもの。

 システムが導入された2018年10月以来、JINは累積寄付1位をキープ。2020年12月31日現在で、その累積寄付額は246万9200ウォンで、寄付金は全て助けが必要な児童のために使用されるという。

 その善意の輪は今も広がり続けており、SNSを中心にファン同士が声を掛け合う様子が見受けられる。また、韓国のみならず日本でも動物好きなJINを想い、ファンが動物保護団体に寄付を行なったという話も報告されている。

 2020年6月、BTSは所属事務所Big Hit Entertainmentとともに、アメリカのBLM(Black Lives Matter)支援に1億円の寄付を行ない、世界的にも注目を集めた。寄付をした理由について、JINは「寄付なり、ほかの何かでも、支援するために何かできることはないかと話し合った。そこから会話が始まったんだ。偏見を軽減すべく、何かできることがないかと想像するところから」と説明していた。(参照:BTS、BLM運動に約1億円を寄付した理由を語る「偏見は許容されるべきではない」

 BTSは世界的ブレイクを果たす前から、グループとしてもメンバー各個人としても積極的に寄付を行ない、その度にファンたちは誇らしい気持ちと、自分たちでも何かできることはないかと刺激を受けてきた。

 なかでもJINは、2019年5月にユニセフ韓国委員会に累積1億ウォン以上寄付した高額後援者たちによる集まり「ユニセフ・オナーズクラブ」の会員となり、ツアーのライブ会場でも啓蒙活動を続けている。

 もとより、JINは面倒見のいい性格だ。最年少のJUNG KOOKがホームシックになれば実家に連れて行き、寂しがらずにすむようにと慰める。弱音を吐くことなく頑張り過ぎてしまうSUGAには、その気持ちを察して寄り添う。

 寂しい思いをしている人、「助けて」と言えずに抱え込みがちな人を放っておけないのがJINという人なのだ。そして、そのJINの人の良さを最も頼りにしているのが、BTSのリーダーであるRMだ。

 RM(ナムジュン)とJIN(ソクジン)という名前から「ナムジン/ジンナム」と呼ばれている2人。言わずもながなRMは、BTSの精神的支柱だ。「必ず成功する」そう覚悟を決めて、グループを牽引してきた。向かう先を示し、自らの気持ちを律して、突き進んでいく。

 その姿は、実に頼もしい。音楽的能力はもちろんのこと、高いIQを誇るRMは英語もペラペラ。国連総会でのスピーチという大役もこなしていく。だが、RMも人間だ。心が揺れることもある。そんなときに安心させてくれたのがJINだった。

 RMは練習生時代、毎日6時間のレッスン中、ずっとダンスの先生に怒られていたという。そこにもJINはいた。練習後、空腹で、泣きながら一緒に食べたプデチゲが、「世界で一番美味しかった」と話している。

 今となっては“最強のリーダー”として活躍が期待されているRMだが、そんなカッコ悪いところを知ってくれているJINになら、安心して素の自分をさらけ出すことができるのだろう。そしてJINも、RMが情けないところを見せるとどこか嬉しそうだ。

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