空想と妄想とキミの恋した世界、デビュー以降の変化 開催間近の渋谷TSUTAYA O-WESTワンマンへの意気込みも

 2021年1月17日には、渋谷TSUTAYA O-WESTでワンマンライブを開催予定だ。現在強く意識している点について、多くのメンバーが挙げるのは表情だ。ときに楽曲の世界を深め、ときにシリアスな楽曲に穏やかさも持ちこんでいる。仲谷瑠夏は「前までは笑顔OKでなかったので笑顔は封印してたんですけど、アップテンポの曲は笑顔でいることも自分で考えた時に大事だなと思ったので切り替えつつ笑顔も意識しています」と語り、中山みるも「ステージに立って歌って踊っていると、どうしても楽しくなってしまって笑顔が出てしまうんですよね。でも、その曲その曲に合ったパフォーマンスができるように意識しています」と述べる。今井なぎさも、「たぶんステージの私って少し怖い顔をしていたり睨みをきかせていたりすると思うんです。感情を表せるような表情ができているのか、いつも気にしています」と、ストレートなアイドルポップスではないからこその工夫を明かした。

 渋谷TSUTAYA O-WESTでのワンマンライブを終えると、空想と妄想とキミの恋した世界は新たなステージへと向かう。1年後の自分たちの姿を想像してもらうと、有沢ありさは「今体型を磨いている最中なので、たぶん2021年の今頃にはよりスリムな私になっていると思います」、松樹マユウは「売れて有名になっていたい!」、中山みるも「有名になっていたいですね。Twitterフォロワー10000人!」とストレートな目標を挙げた。仲谷瑠夏は「空想の曲を理解した見せ方が今よりもよりパワーアップしていると思います。もう一皮むけた表現をできるようになりたいな」と語り、今井なぎさは「自分自身がもっと強くなっていたいと思います」と、それぞれの目標を語る。言葉こそ違えど、空想と妄想とキミの恋した世界のメンバーは上を見続ける。2021年に加入するメンバーと合流した後、グループがどう変化するかも楽しみにしたい。

■宗像明将
1972年生まれ。「MUSIC MAGAZINE」「レコード・コレクターズ」などで、はっぴいえんど以降の日本のロックやポップス、ビーチ・ボーイズの流れをくむ欧米のロックやポップス、ワールドミュージックや民俗音楽について執筆する音楽評論家。近年は時流に押され、趣味の範囲にしておきたかったアイドルに関しての原稿執筆も多い。Twitter

関連記事