日向坂46 髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世……浮かび上がるキャラクター性 『ひなあい』3期生フィーチャー企画から考える

 日向坂46の冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京/以下:ひなあい)で2週にわたり3期生フィーチャー企画「パイセン達が邪魔をする? 三期生の素顔を引き出そう!」が放送され、徐々に髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世のキャラクター性が濃く浮かび上がってきた。

日向坂46『ひなたざか』(通常盤)

 髙橋、森本、山口は、2018年6月1日から開始された乃木坂46、欅坂46、けやき坂46の坂道シリーズ新メンバー選考オーディション『坂道合同オーディション』に合格したが、グループ配属に至らず「坂道研修生」としてしばらくの間、歌やダンスのレッスンを重ねていた。今年2月に日向坂46への配属が正式に決定、一足先にグループに加入していた上村ひなのとは同期の関係だ。先日リリースされた1stアルバム『ひなたざか』には、初の3期生ユニット曲「この夏をジャムにしよう」が収録されている。

 7月31日に開催された無観客オンラインライブ『HINATAZAKA46 Live Online, YES!with YOU! ~“22人”の音楽隊と風変わりな仲間たち~』でステージデビューを果たした3人。初めてのライブではあったが堂々としたパフォーマンスで画面越しの“おひさま(※日向坂46ファンの呼称)”を魅了した。また、以前放送された『ひなあい』での「第2回ぶりっ子選手権」で、番組MCを務めるオードリーの若林正恭が「3期生の皆さん!」と呼びかけると、急に高いトーンで「はぁ〜い」と一斉に返事するという団体芸を見せて、バラエティの面でも高いポテンシャルを示した。

 髙橋は今回の“楽屋モニタリング企画”で森本と共に振り切れた変顔を披露した。この姿をオードリーは「髙橋すげーな!」「結構パンチ力あるな」と評価。目標とする人は富田鈴花で、新3期生登場回の時には「バラエティに対する姿勢も尊敬している」と語っていたが、それだけに今後のお笑いの面での積極的な姿に期待ができる。実際、佐々木美玲が「(新3期生の)最初の収録の時から『あぁ、全然面白く出来なかったぁ…』と反省している姿を見て、初回からそう思うなんてすごいと感心して見てました」と明かしていたが、そういう意味でも『ひなあい』との親和性は高い。一方で身長は168.5cmとグループ1の高身長を誇る。今後モデルとして雑誌やファッションイベントで活躍することも、十分視野に入れることができるだろう。

 森本は3人の中では人一倍バラエティに関しての熱意が高いように映る。「楽屋でうるさいランキング」ではぶっちぎりの票数で1位を獲得(森本は18票で2位の髙橋は2票だった)、齊藤京子は「モノマネとかも何でも出来たり、バラエティにおいても前のめりな姿勢を見せていて、エンターテインメント性が高い」と評していた。実際、楽屋では城田優の顔真似を披露するというシュールな切り口の芸を見せ、若林を「色々持ってるなぁ」と感心させていた。3期生の前では頻繁にモノマネを披露しているとのことなので、今後番組の中でも1つの笑いの材料として進化を遂げていく可能性もある。口数も多く、ムードメーカー的な存在となりそうだが、過去の収録の反省点として、先輩の丹生明里のことを「丹生ちゃん」と呼んでしまったことをあげていた。これを受け、丹生は謝罪のLINEが送られてきたことを告白。そういった律儀なところも森本の1つの魅力なのだろう。

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