『THE LIFE OF IDOL』インタビュー

神宿 小山ひなが語る、劣等感や自己否定から生まれる強さ「自信を持って自分に満足しちゃうことも怖い」

会場が大きくなればなるほど、より歌が大事になる

ーーアルバムに収められた8曲はどれもタイプの異なるものですが、小山さんお気に入りの1曲を挙げるとすると、どれでしょう?

小山:私が一番好きなのは「SISTERS」なんですけど……。

ーーあれ、歌ってないですよね?(笑)

小山:歌ってないですけど、個人的に一番好きな曲はと聞かれたら毎回そう答えているんです(笑)。自分が歌っている曲だと、歌詞が好きなのは「Brush!!」ですね。私が歌っている〈真夜中のスイーツでご褒美じゃんっ〜〉というパート、全部実話なんですよ(笑)。本当に真夜中にスイーツを食べていた時期があって、それをTwitterで呟いたら塩見が歌詞にしてくれて。実話だから私しか歌えないと思うので、そこはもうノリノリです(笑)。

ーーそういうところも、メンバーが作詞してくれる良さなんでしょうね。ちなみに、「SISTERS」はなぜそんなに好きなんですか?

小山:私が歌っていないから(笑)。あと、私はメンバーで唯一ひとりっ子なんですよ。だから私には歌えないし、すごく羨ましくて。ライブではいつも舞台袖で、振りを真似て歌ってます。

ーーそういうのもあるんですね。アルバムのこの8曲の流れは、聴いていてどうですか?

小山:感情がめっちゃ忙しくなりますね。

ーーでも、繰り返し聴きたくなるアルバムでもあるんですよ。9月30日からはデジタル配信も始まっていますが、感想は耳にしていますか?

小山:私、「MAD GIRL」は初めてのタイプの歌詞だったし、好き嫌い分かれるかなと思ったんですよ。私はすごく好きで、歌いやすいなと思っていたけど、やっぱり新しいことって全員には肯定してもらえるとは限らないと思っていたので、「『MAD GIRL』いいね!」っていう声の多さにびっくりしたと同時に、とても安心しました。

ーー本作中というよりも、神宿史上でも一番強い歌詞ですものね。それこそ聴く人を選ぶ印象もありますけど、肯定してくれる人が多いというのは、ここ1年の変化をちゃんと受け止めてくれた結果でもあるのかなと。

小山:確かにそうかもしれませんね。

ーーこういう曲が増えると、ライブの表現もかなり幅が広がって楽しそうですよね。神宿は先日、初のホールツアーを終えたばかり。お客さんの数は制限されているとはいえ、最近はライブ会場のキャパもどんどん大きくなっています。それによって、ライブの見せ方にも変化が生じているんじゃないでしょうか?

小山:私は会場が大きくなればなるほど、より歌が大事になると思っていて。規模が大きいと一番後ろの人まで、ちょっとした表情が見えないかもしれないけど、声だったら絶対に届くから、歌をもっと頑張らなくちゃいけないなと思ったし、誰にでもちゃんと届けられると思っています。

常に退化しないようにはしていたい

ーービジュアル面の変化についても聞かせてください。「Brush!!」やこのアルバムでの皆さんのビジュアルが、以前からより洗練されたものに進化しています。そのへんについては、どう感じていますか?

小山:みんな可愛いし、大人になったなって。みんな日々成長しているから、いろんな表情を見せられるようになったし、新しいビジュアルも似合っていているから、本当に日々の努力だなと感じます。私はどうかわからないけど(笑)。

ーーいやいや、そこは小山さんもあってこそですよ?

小山:やったー!(笑)

ーー(笑)。スタッフさん含め、作る側としてもそれだけ自信があるからこそ、CDに52ページというボリューミーなブックレットが付くわけじゃないですか。しかも、4仕様それぞれ異なる内容ですし。

小山:そうなんですよ。本当にいい写真がいっぱい載っているし、みんな本当に可愛いので、ぜひ! 小山さんも……飛ばさず観てください!(笑)

ーー小山さんがメインの方も、たくさんいらっしゃると思いますよ?

小山:じゃあ……小山さんをいっぱい観ていただいて。お願いします!(笑)

ーーものすごく控えですよね。これって、自信のなさとはまた別なのかなという気がしてきました。

小山:もちろん自信は持ちたいですけど、自信を持って自分に満足しちゃうことも怖いから。常に退化しないようにはしていたいなとは思っています。

ーーそんな小山さんがこの先「こうなりたい」みたいな、個人的な目標や夢って何かありますか?

小山:特定の憧れの人とかはいなくて。やっぱりどこかが似てしまうと、その人には勝てないから。逆に、憧れてもらえるような人になりたい。「同じ服買ったよー」とか言ってくれるファンの子もいるんですけど、そういう言葉が今もうれしいし、私は私でいいんだと思えて自分の肯定にもつながるから、憧れてもらえる人になりたいし、一生愛されていたいなと思います。

ーー誰かみたいになりたいというのも、劣等感につながるんですね。

小山:だって、絶対にその人そのものにはなれないじゃないですか。それがわかっているから、自分の可愛いを貫いて、それを肯定していただければ私は頑張れます。

ーーその言葉自体がアイドルそのものだと思いますし、小山さんはアイドルになるべくしてなった存在なんだと思いますよ。では、グループとして挑戦してみたいことはありますか?

小山:みんな可愛いから、写真集とか出してみたいですね。ファッション雑誌みたいに可愛い服を着て、可愛いメイクをして。そういうのがあったらいいなと思います。

神宿『THE LIFE OF IDOL』
「THE LIFE OF IDOL」

■リリース情報
『THE LIFE OF IDOL』
発売中
配信リンク
OTOTOY ハイレゾ配信

■イベント情報
『KAMIYADO Autumn Tour 2020 また君に会える』
2020年10月10日(土)大阪 ESAKA MUSE
昼公演※舁夫会限定:OPEN13:30/START14:15
夜公演:OPEN17:15/START18:00

2020年10月11日(日)名古屋 ダイアモンドホール
昼公演※舁夫会限定:OPEN 13:30/START 14:15
夜公演:OPEN 17:15/START 18:00

2020年10月17日(土)福岡 DRUM SON
昼公演※舁夫会限定:OPEN 13:30/START 14:15
夜公演:OPEN 17:15/START 18:00

2020年10月18(日)福岡 DRUM LOGOS
昼公演※舁夫会限定:OPEN 13:30/START 14:15
夜公演:OPEN 17:15/START 18:00

2020年10月24日(土)名古屋 BOTTOM LINE
OPEN 13:30/START 14:15

2020年10月25日(日)大阪 ESAKA MUSE
昼公演※舁夫会限定:OPEN 13:30/START 14:15
夜公演:OPEN 17:15/START 18:00

2020年10月31日(土)東京 渋谷ストリームホール
昼公演※舁夫会限定:OPEN 13:30/START 14:15
夜公演:OPEN 17:15/START 18:00

2020年11月1日(日)東京 KANDA SQUARE HALL
昼公演※舁夫会限定:OPEN 13:30/START 14:15
夜公演:OPEN 17:15/START 18:00

2020年11月8日(日)札幌 cube garden
昼公演※舁夫会限定:OPEN 13:30/START 14:15
夜公演:OPEN 17:15/START 18:00

2020年11月14日(土)埼玉 HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3
昼公演※舁夫会限定:OPEN 13:30/START 14:15
夜公演:OPEN 17:15/START 18:00

2020年11月15日(日)東京 EX THEATER ROPPONGI(ツアーファイナル)
OPEN 17:00/START 18:00
詳細はこちら

『Kira’s 22nd birthday live~ここが私の生きる場所~in 豊洲PIT』
11月6日(金)東京 豊洲PIT
OPEN 17:00/START 18:00
詳細はこちら

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