フィロソフィーのダンス×振付師・Μёg特別対談 両者に聞く、表現力の成長とアイドルとしてのこれから

フィロソフィーのダンス×Μёgpis対談

 気が付けば苦節5年、2020年9月23日についにメジャーデビューを果たすフィロソフィーのダンス。今回から作家陣も変わり、メジャーデビューシングル『ドント・ストップ・ザ・ダンス』では、ヒャダインこと前山田健一が作詞を手がけている。

フィロソフィーのダンス「ドント・ストップ・ザ・ダンス」MV

 今回のインタビューでは、メンバーに加え、2017年のシングル『ジャスト・メモリーズ』からフィロソフィーのダンスの振り付けを手がけてきたΜёgにも参加してもらった。アイドルの振り付けのみならず、舞台の振り付けも手がける彼女から見て、フィロソフィーのダンスはどう成長してきたのだろうか?(宗像明将)【最終ページにサイン入りチェキプレゼントあり】

【ジャパンを明るくします!】フィロソフィーのダンスが叶えたい個人的な目標は?

「会った時から人間としてのレベルが高い子たち」(Μёg)

フィロソフィーのダンス&Μёgpis

ーー2020年8月6日に新代田FEVERで5周年記念の無観客配信ライブ『5 Years Anniversary Party』を行われましたが、メジャーデビューまでの5年間をどう振り返りますか?

日向ハル(以下、日向):意外とあっという間だった。目の前のことに夢中になっていたら5年経っていた感じです。

奥津マリリ(以下、奥津):5年前の自分とは全く別物になっている。自粛期間中に改めて昔の曲を聴いてみたり、踊ってみて、あの時できなかったことが今は楽しくできるようになっていたり。あっという間だったけど、自分たちの成長に気付けました。

十束おとは(以下、十束):メジャーデビューを前に「結婚前夜ってこんな気持ちなのかな?」って少し思ったりしました(笑)。いろんな困難を4人で乗り越えてきた達成感もありつつ、でも今後頑張っていかなきゃいけないという決意もあって、不思議な気持ち。今後どうしよう、ってマリッジブルーみたいになる瞬間もある。

佐藤まりあ(以下、佐藤):一言で表すと楽しい。

奥津:あはは!

日向:分かる!

佐藤:つらいことや嫌なこともあったけど、それをネタにして笑いにできるメンバーがいて楽しい。これから大変なこともあると思うんですけど、例えば5年後とかに「メジャー1年目、どうだった?」って聞かれて「楽しかったです」と言えるような活動をしていきたいです。

左から十束おとは、日向ハル、奥津マリリ、佐藤まりあ

ーーΜёgさんが2017年から振り付けに関わって、フィロソフィーのダンスの最大の変化は何でしょうか?

Μёg:着実に一個ずつ自分たちが思うパフォーマンスができるようになってきたと感じています。最初は「歌詞に対して表現したいイメージがあるけど、それをどう体で表現したらいいのかわからない」とくすぶっていたんですよ。パフォーマンス面に関してはすごく成長しました。

ーー精神面はどうですか?

日向:「超メンヘラで~」とか言わないでくださいね(笑)。

Μёg:会った時から人間としてのレベルが高い子たちで。周りの人(スタッフ)やファンの方々に、常に感謝と思いやりを持って接していて、それが皆さんから返ってくる。それがどんどん大きくなってここまで積み上げてきたな、って。

メンバー:(拍手)

ーーコロナ禍で、ライブやイベントがなかなかできていませんよね。直接ファンの前に立てない時間が続いてどう思いますか?

十束:さみしいです。オタクが大好きだから会いたいし、みんなに支えてもらってきたので。この前『六本木アイドルフェスティバル2020』に出て、みんなの顔が見えた時、本当に嬉しかったんですよ。しかも私の生誕Tシャツとか着て来てくれて。「会えない時間が本当に愛を育てるんだ」って実感して、すごく嬉しくて。ライブで感情を伝えて、それを感じてもらって、たまにオンラインとかで会えた時に濃厚な気持ちの接触で昇華すれば、こういう状況も乗り切れるんじゃないかって。

奥津:直接感謝を伝えたり、ライブの感想を聞いたりしたい気持ちもあります。でも今は「とりあえずみんな元気で健やかに過ごしていてくれ」って大人の余裕で。母性で皆さんのことを遠方から包んでいます(笑)。

佐藤:惹きつけて離さないような魅力が必要だと思いました。良い楽曲と、好きなメンバーがいるという理由でライブに来てもらえるようにならないと。

日向:やっぱりライブをしていてもフロアにファンのみんながいないのは寂しいし、少し物足りないです。だから早くこの状況が落ち着いて元通りファンのみんなと作るライブが出来たらいいなと思います。だけど会えないからと言って自分の中のファンを思う気持ちは変わらない。元気かな、幸せに過ごしてるかなっていつも考えてます。ライブがない代わりと言ってはなんですが、これからはたくさんメディアで元気な姿を見せられるように頑張ります!

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