FANTASTICSメンバー分析【入門編】Vol.4:中島颯太

FANTASTICS 中島颯太、繊細な表現力を持つボーカリストとしての魅力 歌もダンスもめざましく成長する“頼れる最年少”に

中島颯太

 EXILEのパフォーマーである世界と佐藤大樹、EXPGから選出された澤本夏輝、瀬口黎弥、中尾翔太、堀夏喜、木村慧人。「VOCAL BATTLE AUDITION 5」の合格者であるボーカル八木勇征と中島颯太を加えた9人組のダンス&ボーカルグループ、FANTASTICS from EXILE TRIBE(以下、FANTASTICS)。爽やかなヴィジュアルや楽曲、スタイリッシュなダンス、演劇パートを取り入れた独創的なライブスタイルなどが魅力の彼らが、9月23日に6thシングル『Winding Road~未来へ~』をリリースする。そこで本連載では、FANTASTICSのメンバーに1人ずつフィーチャー。第4回となる今回は、ボーカル中島颯太について紹介していく。

 中島颯太は、1999年8月18日生まれで大阪府出身。幼稚園の頃から小学3年生くらいまでは親の影響でピアノを習い、中学からはギターを弾くようになったという、根っからの音楽好きだ。ピアノとギターは独学で今も続けており、『FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE』やTikTokでも弾き語りを披露。「嫌になった時期もあったのですが、歌を歌うときに音程を取れますし、今思えばやっていて良かったと思います」(引用:SOCCERKING)と語っている。

 歌に関しては楽器よりもスタートが遅く、もともとは人前で歌うことが恥ずかしかったそうだが、中学生の時に友達とバンドを始めると、徐々に歌にも興味を持つようになり、「中学生の時に、EXILEさんのライブを京セラドームに見に行って、ATSUSHIさんの歌声を聞いて、『やっぱり歌だ!』と思いました」(引用:日刊スポーツ)と語る。その一方で、父親の影響で幼稚園の頃からサッカーをやっていた(参照:SOCCERKING)というスポーツマンな一面や、小学生の頃に中学受験を経験し、進学校で学んできたという勉強家な一面も併せ持つ、オールラウンダーである。

  しかし、高校生の時にEXPG STUDIO大阪校に入校すると、本格的に歌と向き合うように。当時はEXILE以外にも、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEやGENERATIONS from EXILE TRIBEのライブなども積極的に観ており、パフォーマンス集団として活動していたFANTASTICSの1回目の「夢者修行」も観に行っていたそうだ(参照:モデルプレス)。そして、2017年に開催された『EXILE presents VOCAL BATTLE AUDITION 5』に挑戦。後に「僕は中高大とエスカレーター式の進学校に通っていたんですけど、三次審査のときは大学の試験日と被ってしまって、でも歌の道に進みたいと思ってこっちを選びました」(引用:日刊スポーツ)と語っている通り、人生を懸けたオーディション参加となった。

 中島のボーカリストとしての大きな特徴といえば、少年のようなあどけなさを残した素朴な歌声だろう。加えて、共にボーカルを務める八木は、オーディションの時から「颯太は見せ方やリズムの取り方が素人っぽくなくて、すごく上手だった」(引用:TVfan Web)と語る。八木のパワフルな歌声に比べると、声が細めな印象を受けるが、清涼感のあるハイトーンや繊細な感情の揺らぎを表現することに長けており、とくに「FANTASTIC 9」のAメロのようにメンバーの等身大の想いを乗せたフレーズでは、その素直な言葉がリスナーの胸を打つ。だが、今年4月にリリースされた「Hey, darlin’」のMVでは、吐息交じりの歌声と、濡れながら苦しげにパフォーマンスする姿で、大人の色気を醸し出す場面も。デビュー当時は10代ということで“可愛らしい”イメージがあったが、今ではめざましい変貌を遂げている。最年少ということもあり、これからの変化や振り幅の広さが期待されるメンバーと言えるだろう。