欅坂46、ついに本格的始動へ 配信ライブにおける3つのポイントとは?

 欅坂46の配信ライブ『KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!』が7月16日に開催される。そこで今回のライブのポイントを、大きく3つに分けて考えたい。

息を潜めていた欅坂46がついに始動

欅坂46『欅坂46 LIVE at 東京ドーム ~ARENA TOUR 2019 FINAL~』(通常盤)

 昨年夏の全国アリーナツアーの追加公演として開催された東京ドーム公演は大成功。デビューからの集大成的なライブとして、ファンからの評価も高かった。これまでのシングル曲やアルバムで培った世界観を余すことなく出し切り、ある意味“ひと区切り”を付けたような、欅坂46の“第一章”を自ら綴じたライブでもあった。(欅坂46が東京ドームで「不協和音」を披露した意義 様々な思いが交差した圧巻のステージを見て

 今回の配信ライブは、ほぼそれ以来となるライブである。その間には『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)などのテレビパフォーマンスが数回あったものの、独立性のあるワンマンライブという形では東京ドーム以降開催してこなかった。また、現状の最新シングルである『黒い羊』(2019年2月発売)以来となる久しぶりの欅坂46としてのクリエーションでもあり、どういった方向性で創造力を発揮するのか期待が高まっている。長らく息を潜めていた欅坂46がついに始動ということで、彼女たちの今後を占うイベントになることは確かだろう。

“今”の欅坂46

 加えて、今年1月に平手友梨奈が電撃脱退した後のグループの動きとしても初だ。絶対的センターとして常に大きな役割を担っていた平手。初期のシングルこそどんなメンバー構成であっても同じように作られていたのかもしれないが、「黒い羊」などに至っては彼女がいなければ生まれなかった作品であり、彼女がいたからこその歩みというものが少なからずあったように思う。

 現在メンバー構成は大きく変わり、グループの雰囲気も変化を見せている。1期生には先輩の自覚が芽生え、2期生はすでに中心メンバーとなり、さらに新2期生も加入した。これまでとは大きく変わっている欅坂46の“今”を確認するには打ってつけのイベントになるはずだ。

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