BTS、「Stay Gold」で歌う青年期の目線から見た“Goldな時” 『CDTVライブ!ライブ!』での初パフォーマンスを受けて

 6月22日にTBSでオンエアされた『CDTVライブ!ライブ!』では、韓国からの中継で「Stay Gold」のライブステージが披露された。メンバー自身の解説によると、「この世界にはいいことばかりがあるわけではないが、君のその輝きを失わないで欲しい」というメッセージが込められているという。生命の木を思わせる大木のようなセットの前に座ったメンバー達は、「BTSといえば激しいダンスパフォーマンス」というイメージとは一味違う、ボーカルに重点を置いたライブパフォーマンスをみせた。この曲が公開された当初、歌詞の内容にジャケット写真のイメージも重なり、今までの楽曲とはまた異なる落ち着いた大人っぽい印象を受けたファンもいたようで、セクシーな曲なのではないかという新しいスタイルへの期待感も持たれていたようだ。

 タイトルの「Stay Gold」には、「いつまでも金のように輝く時を」という意味があるが、この「輝く時」にも金銭的や社会的な“成功”を意味する面と、精神や肉体面での“全盛期”を意味する側面がある。多くのメンバーがBTSにとっての転換期として挙げた韓国でのブレイク曲「I NEED U」の収録アルバムのタイトルが『花様年華 pt.1』で、リパッケージが『花様年華 Young Forever』だったことを考えれば、その世界観と再び繋がったような感覚を覚える。ただし、当時は少年期と青年期の間にあった、まさに「花様年華」の真っ只中であったが、そこから成長した今の青年期の目線から歌われる“Goldな時”は、また異なる意味合いも含んでいるのではないだろうか。

 『CDTV ライブ!ライブ!』では、メンバーのJUNG KOOKが制作に参加した「Your eyes tell」が7月13日に同番組で披露されることも発表された。アルバムのフルリリース前に、そちらの楽曲のライブパフォーマンスも楽しみにして待ちたい。

■DJ泡沫
ただの音楽好き。リアルDJではない。2014年から韓国の音楽やカルチャー関係の記事を紹介するブログを細々とやっています。
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