小室哲哉、引退後初のラジオ出演で創作意欲を明かす 「このままのんびりしている場合じゃないかな」

 対談の途中には、H Jungle with t「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」(1995年)や華原朋美「I'm Proud」(1996年)といった、小室が手がけたミリオンヒットの制作秘話について語られる場面も。自身や知り合いの経験を参考にしたこと、プロデューサーとしての視点などからそれぞれ制作にまつわるエピソードが飛び出し、90年代当時の時代感などを懐かしんでいた。

 globeが25周年、TM NETWORKがデビューから36年目に突入するにあたり、2020年になにか具体的なアクションはあるかと尋ねる古市に、やはり新型コロナウイルスなどの問題もあり「全体的になにもできないよね」と答える小室。「(コロナによる)この状況があってもなくても、大きく変革する時期なんだと思う」と続け、もしなんらかのアクションができるとすれば、オンラインを通じた新しい時代の形でやれたらと、今後への期待を感じさせる発言も飛び出した。

 対談の最後には、古市が「秋元さんから連絡がきてて『もう復帰しましょうよ』と言われてるみたいですけど」と小室に伝えると、「(曲の)ダメ出しが終わらない限り、復帰できないよ(笑)」と返答。およそ50分近い放送を通して、引退後から現在まで、これまで語られなかった小室哲哉の心境が垣間見れた対談であった。

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