THE RAMPAGEメンバー分析【入門編】Vol.12:長谷川慎
THE RAMPAGE 長谷川慎、ダンス/演技/ファッション……好きなことを突き詰める“行動力” 人懐っこい末っ子キャラな部分も
2018年には、『PRINCE OF LEGEND』シリーズで「Teamネクスト」の“ダンス王子ブラック”こと小田島陸役を演じ、俳優デビューも果たす。すると、Teamメンバーである天堂光輝役の吉野北人、日浦海司役の藤原樹との3ショットが可愛すぎると話題を呼び、それまではワイルドなグループという印象が強かったTHE RAMPAGEが親しみやすい存在に変わっていった。長谷川自身も「グループの活動では出会えなかったような方々にいろんな作品を通してまず自分のことを知っていただいて、そこからTHE RAMPAGEを知っていただきながらグループに貢献していくことが役割だと思っています」(引用:THE RAMPAGE、16人全員集合インタビュー バラードでの新たな挑戦とグループ内での個々の役割を語る)と語っている。なお、EXPG東京校に通っていた頃から演技のレッスンを受けていたものの、本格的に演技に興味を持ったのはTHE RAMPAGEとして活動を始めてからだそうで、「パフォーマーは体がメインの仕事なので、けがをすることもあるし、15年後、20年後にいつか踊れなくなる日が来るな、と考えるようになって。そのとき踊り以外に武器にしたいと思ったのが芝居だった」(引用:ナタリー)とのこと。2019年には、YouTubeドラマ『主人公』のオーディションに自ら挑戦し、勝ち取ったミステリアスな難役を熱演。その際に学んだことが、『PRINCE OF LEGEND』のシーズン2である『貴族降臨-PRINCE OF LEGEND-』の演技に活かされており(参照:ザ テレビジョン)、約2年で俳優として急成長を遂げている。最新シングルの表題曲「INVISIBLE LOVE」のMVでも、イメージシーンでの失恋を噛みしめる儚い表情が多くのファンを魅了しており、引き続き俳優としての活躍が期待される。
そんな長谷川の性格は、小学生からの付き合いである藤原樹曰く、「自分が好きなことについてすごく追求するタイプ」(引用:livedoorニュース)。ダンスはもちろん、ファッションにも造詣が深く、同じくファッション好きな後藤拓磨とともに、ツアーグッズやスニーカーなどのデザインを手がけている。「ラッパーのタイラー・ザ・クリエイターが好きで、スケーターファッションを取り入れるようになった」(引用:block.FM)そうで、「ブランドの背景やストーリーをしっかり調べてそのブランドを理解した上で着る」(引用:BILLYS)ことがこだわり。レアなビンテージアイテムを好むコレクターでもある。しかし、スラッとしたスタイルと端正な顔立ちでモデルもこなす長谷川だが、素顔は人懐っこい末っ子キャラで、爆発した寝癖頭をInstagramに載せるおちゃめな一面も。クールで一匹狼的な雰囲気を醸している川村壱馬からも溺愛されており、“かずまこ”コンビの兄弟のようなやりとりに歓喜するファンも多いようだ。
「アーティスト以外のいろいろな経験をさせてもらえたことで、ちょっとだけ自分に自信がついたのかもしれません」(引用:Abema Times)と語るように、デビュー当時はあまり発言するタイプではなかったが、活動の幅が広がるにつれて、自分の意見ややりたいことを積極的に発信するようになっていったという長谷川。幼少期から夢多き少年だった彼は、アーティストになる夢を叶えた今、自分で撮影した風景写真や自分がコレクションしているファッションなど、自分の好きなものを全部集めて展示したい(参照:TVfan)と、新たな夢に胸を躍らせている。でもきっと、その夢も近い未来に叶えてくれるのだろう。理想の自分を手に入れるため、彼はいつも少し先を見据えて行動しているのだから。
■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38