嵐、Instagramでのファン心をくすぐるツボは? ストーリーの“レア感”とインスタライブに感じる“親しみやすさ”
思い出を共有し、日常を共に歩む喜びを
今でこそ商業的な広告として扱われることも多くなったSNSだが、元々は「日常や思い出を共有し、好きなものを通じて人と繋がろう」というツールだった。その通りの使い方を続けていってもらいたい。
嵐が、嵐の思い出を語り、日常を語り、メンバーを語る。
そのありのままの姿をリアルタイムで共有できることが、嵐のInstagramの最大の魅力かもしれない。時にはふざけた他愛のないやりとりも、意図のわからない変顔も、「そのままの彼ら」を分かち合う喜びだ。
一方で、昔懐かしい話題が出るたび「そんなこともあったね、懐かしい」と、彼らと歩いてきた日々を思い出してつい顔がほころぶファンも多いだろう。彼らの今を、昔を、ほんの一部でも共有することで、私たちはますます彼らへの親愛を深め、親近感を高め、ファン心を煽られてしまうのである。
これから先、彼らにはお休みの期間が来るけれど、それ以降もどうかアカウントは残して欲しいと、そんな風に思う。
どうか、宝箱に鍵はかけないでもらえたら。
■佐久良夏生
1988年生まれ。茨城出身。日本の音楽・コミック・サブカルチャーが好きです。