堂本光一、インスタライブに降臨 『Endless SHOCK』出演者と届けたエンターテインメントへの愛と力
こんなときだからこそ、できることを模索
追加公演の可能性について問われると「申し訳ないけど、ない」と堂本。舞台は先々のスケジュールが決まっているものであり、追加公演を行うことは困難であると率直に伝えた。
しかし「こんなときだからこそ」「なにかできないか提案はしている」と話す。ジャニーズ公式webサイトの自身のページにおいても連日「なにかできないか」と模索している胸中を語っており「形になるかならないかは分からない、約束できないけど、お話をさせてもらっている」とした。
この流れを受け、映像化を期待する声に対しては「なんとも言えない」と回答。理由として「もともと今年は映像化の予定がなかった」「でも、こんなときだから」と、そういった選択肢も頭にあることを匂わせた。「話はしているけど、形になるかどうかは期待しないで」としながらも「考えるのはタダだから」と笑った。
堂本は、言わずと知れた有言実行の男だ。ファンに対するドSな対応が持ちネタだが、根は誰よりもファンを想い、カンパニーを想う、優しくアツい男でもある。なにより彼自身、舞台を、エンタメを愛している。
「なんらかの形」……きっと彼のことだから、みんなが「喜ぶ」ことを提案してくれているに違いない。我々ファンにできることは、ただ信じて待つことだ。
エンターテインメントの力を信じている
後半には「(インスタライブを)やらしてくれって言ったけど、こんなに中身がなくてよかったのかな」と笑ったが、貴重な舞台裏や、アットホームなカンパニーの空気感、そしてなにより彼らの元気な姿を見せてくれたことは、ファンにとって貴重な時間となったことだろう。
最後には改めて「久々に会ったけど、楽しいね」と言い合った彼ら。“カンパニーの母”こと前田は「皆さんも元気でいてくださいね」と、カンパニーと画面の向こうにいるファンに呼びかけた。「再開できることを祈っている。エンターテインメントの力を信じています」と、堂本の言葉でしめくくり、笑顔で配信は終了した。
彼らも「どうなるか分からない状況」のなか、我々と同じ日本で生きている。演者とファン。立場は違えど、同じもどかしさとさみしさ、再開への期待を、きっと共有している。愛のある配信が、ぽっかり空いた心の隙間と距離を埋めてくれた。これもまた、エンターテインメントの力だと感じた。