草なぎ剛から学ぶ、実直にやり続けるということ YouTubeチャンネル登録者数100万人達成を機に考える
先日、彼らと長年共にしてきた中居正広が、ジャニーズ事務所を退所することを発表した。中居のさすがの仕切りで、終始笑いが絶えなかった会見の中で、「メンバー4人にメールでお伝えしました」という流れがあった。その内容は控えられていたが、「ひとつ言うならば、剛くんは返事は1行くらいでした」と言及。言葉を選んでトークをする中居が、あえて草なぎの名前を出したのも、彼の変わらぬスタンスが、多くの人に浸透していることへの信頼感があったからだろう。
かつて『SMAP×SMAP』が終わる際、中居がスタッフ全員にお揃いのスニーカーをプレゼントした、というエピソードがファンの中で語り継がれている。そのときも、草なぎが中居に送ったお礼のメールも「ありがとう」というさり気なさだったそう。そして、中居からは「返信はなかった」とも。
特定の誰かや、周囲のリアクションがどうであっても、自分がしたかったからしたまで。相手が喜んでくれたらいいけれど、そうじゃなくても落ち込まない。周りに気を配りながらも、周りに振り回されずに、自分の思うままに振る舞うということ。いつも彼らの生き様から、苦難の多い人生で、笑顔を増やす生き方を学ばせてもらう。きっと、時間はかかっても、いつか。今より、いい未来が築けることを、私たちも、あきらめてはいけない。