美 少年、エンターテインメントの原点に触れた旅 心を揺さぶられる経験が原動力に
連続ドキュメンタリー『RIDE ON TIME』(フジテレビ系)11月29日、12月6日と2週に渡って密着したのがジャニーズJr.のユニット、美 少年。メンバー6人のうち、5人は現役高校生という、まだ初々しいメンバー。彼らの奮闘ぶりを追った。
自分たちにしかない何かを探す彼ら
美 少年だけにあるものを聞かれると、メンバー最年長の藤井直樹は「美 少年だけにあるもの……なんだろう?」と考え込んだ。那須雄登も同様に「分かんないよな」と返答。
歌とダンスに加えて、楽器やアクロバット、タレントの個性的なキャラクターなど、他のユニットには武器がある中で、美 少年にはこれといった武器がないと悩むメンバー。美 少年は、上記二人に加えて、高身長の佐藤龍我、ムードメーカーの浮所飛貴、アクロバット練習中の金指一世、MCやソロなどを任されている岩﨑大昇の6人構成だ。
ジャニーズJr.が多数出演する番組で、盛り上げ方やトーク術がある人、身体能力を発揮する人と、その人ならではの武器を披露する中で、ひときわ大人しく見えていた美 少年。その中で佐藤がレモンの丸かじりを披露したが、映像としては少し地味なシーンになっていた。番組MCのヒロミからは「これを他でやることがあったらもっと速くな」とツッコミ交じりのアドバイスを受けていた。
彼らは歌にダンスという平均的なパフォーマンススキルはあっても、 “美 少年といえばコレ”という代表的な武器がないのだ。このところ、ジャニーズJr.のダンスレベルがあがり、嵐の二宮和也もJr.当時にこのレベルだったら受かってないと舌を巻いたほど。下積み時代ならではの悩みを抱える美 少年の姿に、歴代アイドルの過去とを重ねてどこか懐かしい気持ちにさせられた。