EXILE SHOKICHI、札幌凱旋ライブで示した圧倒的ミュージカリティ 仲間たちと故郷に錦飾る

 アンコールでは、炎が舞うステージでハードなトラップビートが印象的な「Back 2U」を披露。さらに、EXILE AKIRAの「THE FOOL PROJECT」第五弾としてコラボレーションを行うことを発表し、その楽曲「THE FOOLS」を初披露する。AKIRAがギターを弾き、SHOKICHIがシャウトする正真正銘のロックナンバーで、その意外なパフォーマンスに会場からは驚きの歓声が上がっていた。その後、ステージにはEXILE AKIRAのほか、橘ケンチ、黒木啓司、EXILE NAOTOがサプライズ登場し、SHOKICHIに花束を贈呈。仲間からの思わぬ心遣いに、SHOKICHIは「EXILEのメンバーであることを誇りに思う。ツアーが終わったら、何かを成し遂げたような気持ちになるかと思ったけれど、そんなことは全然なくて、ただ皆さんへの感謝しかない。一生忘れることができない最高のツアーになりました」と、ツアーに関わった全ての人々に改めて感謝を伝えた。そして、SHOKICHIが未来への決意を込めた楽曲「Future」で、初となるアリーナツアーは幕を閉じた。

 ソウル、R&B、ロック、ヒップホップと、あらゆるジャンルを横断するボーカリストでありながら、ドラム、キーボード、ギターなど多彩な楽器を操り、華麗なダンスと本格的なラップを身につけ、作詞作曲やプロデュースまでも自ら行うEXILE SHOKICHI。ともに戦ってきた盟友たちとともに、そのミュージカリティを存分に発揮した今回のツアーは、まさに凱旋と呼ぶに相応しいものだっただろう。2020年には、LDHアーティストの祭典『LDH PERFECT YEAR 2020』が開催される。SHOKICHIはきっと、そこでも想像もつかないほど素晴らしいエンタテインメントを見せてくれるはずだ。

(取材・文=松田広宣)

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