菅田将暉、フジファブリック「茜色の夕日」との出会い明かす「初めてちゃんと言葉が聴こえてきた」

 9月8日に放送された『CDTV』(TBS系)のコーナー「ARTIST FILE」に菅田将暉が登場した。

菅田将暉『LOVE』(通常盤)

 コメディからシリアスまで様々な役を演じわけられるところからカメレオン俳優と称され、若くして数々の俳優賞を受賞。俳優としての確固たる地位を築き上げ“菅田時代”とまで言われた彼が、なぜ音楽に真剣に取り組むのか?

 菅田と音楽の出会いは、幼少期、隣人がピアノ弾きだったことからピアノに触ったのがきっかけ。桑田佳祐やORANGE RANGEといったテレビから流れる、時代の流行りの音楽を聴き漁っていた。しかし、菅田は「小6で声変わりしたんですけどそこから全く音楽聴いてないんですよ」と語る。12歳から19歳くらいまで音楽からは離れていたのだ。そんな菅田の心を突き刺したのが、フジファブリック「茜色の夕日」だった。2013年公開の映画『共喰い』は、夕日が綺麗なロケ地での撮影が行われた。「共演者の方がフジファブリックさんの『茜色の夕日』を流してくれて、すごいシチュエーションで。初めてちゃんと言葉が聴こえてきた。ちょうど夏の終わりの時期で、〈短い夏が終わったのに今 子供の頃のさびしさが無い〉とか。わりとリンクしたのが初めてだったんですよね。ふわっとしたメロディしか入ってきていなかったのが、言葉がガンと入ってきて」と音楽への目覚めを明かす。

 アーティスト・菅田将暉として動き出すと、石崎ひゅーいとの出会いが訪れる。作詞・作曲を石崎が担当した「さよならエレジー」は、山崎賢人が主演を務めた『トドメの接吻(キス)』(日本テレビ系)の主題歌だ。深い付き合いの山崎について菅田は、「お互い仕事が増えてくると共演できる機会も減ってきて、面白くしないとダメだみたいな変な空気が出てきて。自分らなりのハードル。どんな共演が楽しいのかを考えて、賢人の主演、菅田が主題歌だったら面白いんじゃないかなって。ひゅーい君の力も借りて、カラオケでも歌ってもらったりとか、やってよかったんだなって曲になりました」と「さよならエレジー」制作までの経緯を振り返った。

 初のテレビ収録となる「菅田将暉スペシャルライブ」では、「さよならエレジー」、2ndアルバム『LOVE』収録曲「7.1oz」を披露した。

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