YOSHIKI、スペシャルライブで全9曲を披露 延期になった“重大発表”は「近い将来」
8月3日、神奈川・パシフィコ横浜にて、YOSHIKIが楽天史上最大規模のイベント『Rakuten Optimism 2019』に出演。『Rakuten YOSHIKI Night』と題して、全9曲を披露するスペシャルライブが行われた。
『Rakuten Optimism 2019』は7月31日から8月3日まで行われた「5G時代を、先取りしよう。」がテーマの楽天グループ史上最大規模のイベント。『Rakuten YOSHIKI Night』には、楽天市場、楽天カード、楽天モバイルの各サービスの利用者の中から抽選で2,400組4,800名が会場に招待された。
ステージの真ん中にグランドピアノが置かれ、スクリーンにこれまでのYOSHIKIの功績が凝縮された映像が終えるとYOSHIKIが登場。ピアノで「THE LAST SONG」の荘厳な演奏が始まる。演奏を終えYOSHIKIは「数日前にこのショーのために帰って来たんですが、日本も色々と騒がしいですね」と挨拶。日本のアニメへの思いを語り、『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』の主題歌である「Hero」を演奏。この日はほとんどYOSHIKI作曲の曲を演奏する中で、1曲だけYOSHIKIが好きだというチャイコフスキーのクラシックの名曲「SWAN LAKE」を華麗に演奏し、続いてX JAPANの名曲「Forever Love」を弾き語る。
YOSHIKIはX JAPANの「X」の意味について「無限の可能性、不可能なんてない、そういう意味でXという名前を付けた。そんな中で首の手術を2回してるんですけど、その時にまさかステージ立てるなんて思ってなかった」と言うと、「奇跡は待つものじゃなくて、奇跡は自分で起こすもの。夢も自分で掴んでいかなければいけない。でも起こすにはいろんな力が必要。こうやってファンのみなさんが僕の背中を押してくれたから、今こうやってステージに立ってることができます」と感謝し、アシュリー・ナイトをボーカルに迎え「Miracle」を演奏。「僕とToshlは4歳の時に出会った、それも何かの奇跡。そしてメンバーのhide、TAIJI、PATA、HEATH、SUGIZO、この全ての出会いが自分にとって奇跡。同じようにファンのみんながいて、気づいた時にhideが他界してしまって、そういう悲しいことがあって僕は気づいた。なんか自分がダメになりそうだったんで、なんとか生きようと最後の力をふりし絞って書いた曲。今日はhide、TAIJI、そして同じように他界してしまった僕の父親に捧げようと思います」と「Without You」を披露した。若かりし頃のX JAPANや、hideの映像、そしてYOSHIKIの子ども時代の写真など、今YOSHIKIがここにいる全ての奇跡が映し出された。演奏後には涙を流したYOSHIKI。「紅」ではスマホのライトを掲げ、観客が歌う。続いて「ART OF LIFE」を演奏し、最後は「ENDLESS RAIN」で締めた。
演奏後、会場を端から端へと挨拶をし「東京ドームを思い出すな」と感慨深く言い、最後に「Xという意味は無限の可能性だからね、みんなも色々大変なことがあるかもしれないけど、一緒に頑張っていこうね!」と挨拶し、「ウィーアー!」と呼びかけると観客が「X!」と答えるお馴染みのやり取りで終了。贅沢な1時間となった。