長濱ねるが残したラストメッセージとは? 卒業イベントやANNを振り返る

 リスナーから「長濱さんの尊敬するアイドはいるんでしょうか?」という質問メールに、元乃木坂46の伊藤万理華の名前をあげた長濱は「今自分が存在している全てのきっかけになった方です」と語り、番組の終盤にサプライズで、長濱が出演した長崎発地域ドラマ『かんざらしに恋して』(NHK・BSプレミアム)で共演した俳優の遠藤憲一、そして長濱が尊敬する元乃木坂46伊藤万理華からのメッセージに驚きと涙を流した。

 伊藤は長濱との思い出を語り、「もっとたくさんの人と出会って、色んな話を聞いて、たくさん話して、ねるちゃんのその素直な性格で、どんどん吸収してほしいです」と長濱にエールを贈る。「3年半、欅坂として活動してきた期間、ねるちゃんの存在が周りの空気を柔らかくしてたと思うし、それはグループにとって大きな価値だったと思います。だからそこは本当に自信を持って下さい」という労いの言葉に、号泣して言葉が出なくなる長濱。「唯一相談できるというか、素直な自分の気持ちを話せる先輩で、万理華さんが言ってくださる言葉が凄く自分の答えになることが多くて、今回の卒業イベントについても万理華さんに相談しました」と明かした。

 最後に長濱は「正直このラジオは、私が皆さんの前でお話する最後の機会になるのかなと思って」と挨拶し、「正直今は実感がなくて、明日から自分がどういう風になっていくのか、さっき普通人って言ってたけど、上京してアイドルしかやってこなかったので、どんな風にこの街で暮らしていくのか、挑戦をしながらになるんですかね。不思議だー」と素直な思いを言葉にする。「今日の卒業イベントに『私、長濱ねるに憧れてアイドルになりました』って言って下さる方がいて、自分が万理華さんに憧れてこの世界に入ったみたいに、自分が何かのきっかけになっていたのかなっていう実感をして、幸せな気持ちになりました」と語った。

 そして時間に追われるように「ありがとうございました。さようなら。またねー」と、余韻を残さずあっさり気味に終了したのも長濱らしく、「またね」という言葉に、永遠の別れではないことを期待させる。とは言え、「長濱ねるANN」がTwitterの世界トレンド1位になるなど、放送後は長濱との別れを惜しむファンの声がネット上に溢れ、いかに彼女がファンから愛されていたのか、そしてこれまで歩んできたアイドル人生を改めて実感することができ、唯一無二のアイドル・長濱ねるを失うことの大きさを感じた1日であった。

(文=本 手)

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