日向坂46 濱岸ひよりは、メンバーの心を癒す存在? 繊細さと優しさを兼ね備えた魅力に迫る
そんな濱岸が今回休業を発表したことで、彼女が信頼を寄せている佐々木美玲は「ひよたんは自分が休業するのに私のことを心配してくれていました。みーぱんさんが心配です。無理しないでくださいねって。人の心配をするなんて本当に優しい子だなって思います」とブログに綴り、唯一の後輩である上村ひなのもまた「私がこっそりと泣いていると誰よりも早く気がついてそばにいて下さったり、その優しさに何度も救われました。そしてその優しさが素敵で大好きです」(参照)と明かしていた。こうしたメンバーのブログからは、濱岸が先輩後輩関係なく相手の心に敏感で気遣いができる人物であることが伺える。濱岸は、日向坂にとって心を回復させてくれる妖精のような存在なのだろう。ただそれだけ繊細だと、人一倍負担がかかってくることも想像できる。ここ最近は体調不良によってライブや握手会などを欠席することもあり、それでも必死に参加しようとする姿勢を見せていた濱岸なだけに、今後の事を考えれば休業は英断だったように思う。
『キュン』の特典映像「けやき坂46ストーリー ~ひなたのほうへ~」の中の濱岸ひよりにフォーカスした内容は衝撃的で、今でもバレエへの未練が垣間見えた。十数年挑んだバレエと決別し、中学生が将来の道を決断するということは、どれだけの覚悟と葛藤があったのか計り知れない。だが、同特典映像の最後には「今となっては後悔をしていない。今が楽しい。みんなが好きだ! だから私はあの頃と同じように思っている。絶対に辞めたくない。私はこの先どこに向かっていくかなんてわからない。それでも今はとにかく、この道を進む」と力強く宣言していた。その言葉を信じて、笑顔で日向坂に帰ってくる日を気長に待ちたい。
(文=本 手)