“プデュ”新シリーズ『PRODUCE X 101』、デビューを掴むのは誰? 期待の練習生を紹介

“イケメントップ3”にも選出、UP10TIONのキム・ウソク

 既デビュー組が多かった今回の『プデュ』参加者の中でももっとも人気の高い練習生だと言えるのがキム・ウソクだ。2015年にデビューしたUP10TIONのメンバーで、TEEN TOP、100%と同じ事務所・TOP MEDIAに所属し、彼らの後輩にあたる。しかし韓国では2018年に7枚目のミニアルバムをリリースしたきり活動ができておらず、キム・ウソクも2017年から2018年にかけて体調不良でしばらく休養していた。『プデュ』内でも自分の実力のなさを責めたと語るほど、自責の念が強かったが、一念発起して同じメンバーのイ・ジニョクとともに『プデュ』に参加。『プデュ』に賭ける想いはデビューを切望する他の練習生たちと何ら変わりはない。むしろ一度デビューしているだけに、より一層切実なものがあるのかもしれない。

PRODUCE X 101 [직캠] 일대일아이컨택ㅣ김우석(티오피미디어) _지마 190314 EP.0

 これまでレベル評価、グループバトルを経て1桁の順位をキープ。『プデュ』メンバーが選ぶイケメントップ3にも選ばれるルックスは、国プに「ウソクは顔で国を救う」と称されるほど。UP10TIONで活動していた当時から、かわいらしい見た目とカリスマあふれるステージングとのギャップが魅力だったが、『プデュ』でもその魅力は健在。グループバトルではEXOの「Love Shot」でセンターを務め、グループをまとめあげた。キム・ヨハン、ルックスでも注目を集めるキム・ミンギュに次いでデビューが堅そうなトップ3に入る。

グループバトルでのアクシデントも乗り越えたソン・ユビン

 既デビュー組といえば、ソン・ユビンもまたもっとも知名度の高い練習生のうちのひとり。もともと2014年に放送された『SUPER STAR K6』の参加者として知られており、当時は高校生ながらにトップ4に残ったほどの実力者。その後、2016年にソロデビュー、2017年にMYTEENのメンバーとしもデビューしている。実はMYTEENは日本でもデビューしているのだが、本国ではなかなか活動チャンスに恵まれず、今回のプデュにはMYTEENからソン・ユビンとリーダーのキム・グクホンが参加。レベル評価ではともにAランクを獲得し、実力の高さを見せつけた。

[ENG sub] PRODUCE X 101 [4회] '간절함이 만든 재도전' 럴러랄라ㅣGOT7 ♬Lullaby @그룹<X>배틀 190524 EP.4

 グループバトルではGOT7の「Lullaby」をカバーすることに。ソン・ユビンは自ら志願してメインボーカルの座を得たものの、肝心のステージでマイクの音声が外れ、大事なメインボーカルのパートがまったくマイクに乗らないというアクシデントが発生。対戦チームとしてGOT7「Girls Girls Girls」を歌っていたキム・グクホンが号泣する一幕も。しかし対戦相手の許可を得て再度ステージに立ち、今度は無事にボーカルを聞かせることができ、結果として2人の絆の強さを見せつけることになった。次のポジション評価ではボーカルとしてWanna Oneの「Day by Day」をカバーする予定。今度は何事もなく実力を発揮してくれることを期待したい。

 ここでは紹介しきれなかった練習生の中にも魅力のある人物はたくさんいる。そして、これからは生き残りをかけた個々人の戦いにもなってくるだけに、さらに熾烈な戦いになることは必至。けれども、時には泣き、時には一緒に笑いながら友情を育んでいく練習生たちを見守るのが『プデュ』の良さ。その一方で、「合宿所の前の像(たまに画面に映る男の像)より画面に映る時間が短い」と言われる練習生がいるのも事実。そんな中でも練習生たちは全員、自分の夢を叶えるために必死にもがいている。どうかあなただけの“ワンピック(推し)”を見つけて、最後まで見届けてほしい。

■尹秀姫
東京都出身。フリーランスの編集・ライター。K-POPを中心に様々な媒体でインタビュー・コラムを執筆。『韓国語ジャーナルhana』のミュージックページ担当。WANNA ONEの解散であれだけ号泣したのに、今はIZ*ONEが気になっている懲りない性分。

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