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HKT48 指原莉乃が48グループで果たした使命 卒業への経緯や後輩への思い語った『ANN』を聞いて

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 「辞めたら劇場支配人の肩書きはどうなるの?」というリスナーからのメールには、「辞めるでしょ」と即答する指原。「今回のNGT48の件もありますし、メンバーとスタッフの距離感がすごく難しいと思っていて。複数の大人が管理してるわけだから、違うと思う時もあるはずで、そういう時は違うと言える人も必要だし、言いにくいこととかあれば私が全然(言うよ)」と語る。それを聞いた田島は「いつもメンバーと大人を繋げていたのがさしこちゃん(指原)だったじゃないですか、それがなくなると今後どうなるんだろうっていう怖さがある」と呟いた。

 また指原はHKT48のメンバーに伝えたいこととして、「優しい人、強い人でいてほしくて。あと、ありがとうとごめんなさいをすぐ言える人。大人になるにつれて言えなくなっちゃうから、それに早く気づけた人がとても素敵な人になると思うので」というアドバイスを送る。ただ「いつでも謝って欲しいわけじゃない。自分が悪いと思ったら謝る」と付け加え、違うと思ったら「何でですか?」と相手の話をしっかりと聞くように促した。

 指原がスキャンダルで左遷的にHKT48へ移籍したのは2012年。普通のアイドルならここで潰れてしまうことがほとんどだろう。しかし指原は、ファンだけでなく、メンバーや関係者への償いの気持ちも背負い、HKT48を盛り上げていった。当時のメンバーやファンも指原を受け入れ、今やHKT48は48グループを代表するひとつとなったわけだが、単にそれは指原のネームバリューで有名になったというわけではない。大人との繋ぎ役として、また後輩への教育係として、指原が損な役回りを請け負いながらグループを支えてきたからこその結果、というのが今回のラジオで伝わってきた。

 そんなグループへの献身的な姿勢こそが、指原が『AKB48選抜総選挙』で初の女王の座を射止め、2015年から17年には3連覇(通算4回1位)という偉業を成し遂げる結果へと繋がったのではないだろうか。この連覇は、AKB48ファンの総選挙への考え方を変化させ、アイドルの人気とはいったい何なのかという物議を醸し出した。従来のAKB48の概念を破壊させたのも事実。だが同時に、地方の48グループの可能性を広げたとも言える。また、単にバラエティでの感覚が鋭いからと言う理由だけで、タレントとして成功しているわけではない。秋元を含めた運営側とも意見が言い合えるなど、現役のアイドルとして、逆境の中で今のポジションを築き上げた実績があるからこそ、世間からの信頼が厚いのだ。=LOVEなどのアイドルプロデュースをはじめ、48グループ以外のアイドルとの交流も任せられるのである。

 最後に指原は自身のファンに向けて、「何よりもアイドルという職業が私は大好きなので、そこに対してはファンとアイドルの関係性がなくなるってのは悲しいんですけど、(アイドルを卒業することで)もっと(ファンと)寄り添えるんじゃないのかという気もしていて」と口にし、「私珍しく言いますけど、HKT48や=LOVEがあるのに、自分のファンとして一途に通ってくれている人が、本当に好きで。だからそういう人にいっぱい恩返しができたらいいなと考えています」と感謝とこれからについて語っていた。

 48グループに多様性をもたらしてきた指原のこれからの使命は、ファンとの関係性も含め、アイドルの卒業後の在り方を新たに切り開いていくことなのかもしれない。

(文=本 手)

      

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