PENTAGON、NCT、THE BOYZ、Stray Kids…2019年日本でも注目のK-POPボーイズグループ
THE BOYZと主要新人賞の4冠を分け合ったのが、GOT7やTWICEが所属するJYPエンターテインメント所属のStray Kidsだ。TWICEと同様にサバイバル番組を通じてデビューしたが、このグループの最大の特徴はメンバー自身が作曲作詞に関わっておりグループのプロデュースをしているという点だろう。ガールズグループも含め、JYPの先輩ダンスグループは全てパク・ジニョンが手がけた時期がある。一方Stray Kidsはデビュー前からメンバーのバンチャン、チャンビン、ジソンの3人が3RACHAというユニットとして自作曲をSoundCloudで発表するなど、JYPの既存グループにはなかった新しいスタイルで活動している。現在ではiKON、WINNER、SEVENTEENなどメンバーがタイトル曲まで作詞・作曲・プロデュースをメインで手がける人気K-POPグループはもはや珍しくなく、Stray Kidsもこの系譜につながる制作スタイルのグループと言えるだろう。音楽面のアプローチもいわゆるK-POP(=韓国のアイドル楽曲)の流行とは少し異なり、どちらかといえばK-HIPHOPやR&Bのアーティストに近いようだ。昨年の『KCON』で初来日したばかりで日本デビューのアナウンスはまだないが、大手事務所所属の新人だけに将来的な日本での活動も期待出来そうだ。
ボーイズグループは昨年もB1A4の後輩・ONFや、INFINITEと同じ事務所のGolden Childなど、韓国デビュー後すぐに日本デビューしたりイベントを行うケースが多かった。2019年はVIXXの後輩・VERIVERYやBlock Bの後輩・ATEEZ、MAMAMOOと同じ所属事務所のONEUSなどサバイバル番組出身や中堅事務所の新人ボーイズグループの活動や、期間限定グループだったWanna One解散後のメンバーによる新たな活動も期待される。引き続き日本での若手グループの活動を注視したい。
■DJ泡沫
ただの音楽好き。リアルDJではない。2014年から韓国の音楽やカルチャー関係の記事を紹介するブログを細々とやっています。
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