星野源、『紅白』パフォーマンスに大満足? 「NHKホールを存分に使った演出に」

 12月31日放送の『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)のリハーサルが、12月29日よりNHKホールでスタートしている。

 星野源は、2015年より数えて4年連続の出場。今年は、連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK総合)の主題歌「アイデア」を披露する。リハーサルでは、星野がハンドマイクからアコースティックギター、マリンバ、銅鑼と様々な楽器を駆使し、ステージをフルに使用。曲調が変化する2番Aメロでは、上手が回転しMPCを演奏するSTUTSが登場する。パフォーマンスの流れを確認する際、STUTSの姿が現れると、星野は「ははは(笑)。いいね!」と笑みをこぼしていた。

 リハーサル終了後の囲み会見でもパフォーマンス演出の話題へ。「演出の方がものすごく気合を入れて考えてくれたので、NHKホールを存分に使った演出になります」と話し、STUTSの登場シーンには、「盆が回るってギリギリ僕らがテレビで観れていた世代で、彼一人だけしか出てこないのもいいなと思います」と星野本人も十二分に満足した演出のようだ。

 『半分、青い。』のヒロイン・楡野鈴愛を演じた永野芽郁、鈴愛の幼なじみの萩尾律を演じた佐藤健は、当日審査員席に座っている。「芽郁ちゃんとは以前『うたコン』(NHK総合)でご一緒してその時に目の前で歌わせていただいたんですけど、健くんはまだちゃんとお話したことがなくて、本番会うのが楽しみですね。曲を一番聴いてくださっている2人だと思うので、一生懸命歌いたいと思います」と意欲を燃やす。『うたコン』では、〈雨の中で君と歌おう〉というフレーズ部分で永野に向けて歌うパフォーマンスもあった。

 また、星野が、一家の母・おげんさんに扮する『おげんさんといっしょ』(NHK総合)と『紅白』のコラボが実現し、企画コーナー「おげんさん×紅白」の放送も。「『おげんさん』は、出演者も何が起こるか分からないっていうのが一番面白いところだと思うんです。限られた尺の中で1曲歌うっていうのは決まっているんですけど。ほかは何も決まっていないので、その場の感じで楽しんでやれたらなというのと、“おげんさん家”にもぜひ注目いただけたらなと思います」と明かす。おげんさんファミリーが醸し出すゆるい雰囲気に期待だ。

 記者から「来年はドームツアーが始まりますが、来年の意気込みを」と聞かれると、星野は間髪入れず「『いだてん』(NHK総合)めちゃくちゃ面白いと思うので、ぜひ観ていただいて」と自身が出演する1月放送の大河ドラマをアピール。記者陣に向け「みなさんもドームツアーぜひ来てください」と声をかける一幕もあった。

 「適宜遊びつつ、休みつつ、楽しい1年になったらいいなと思います。旅行に行きたいです」と2019年の展望を話す星野は、去年の囲み会見の場で「全国に遊びに行きたい」と話していた。その確認には「全然行けませんでした(笑)。ハワイだけ今年2月に友達と2人で行けたんですけど。来年は日本の中を1カ所、実は決めていてそれは秘密なんですけど、来年はここで報告できるように頑張ります」と笑顔を見せた。

(取材・文=渡辺彰浩)

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