乃木坂46 西野七瀬、卒業シングル曲での『紅白』出場に感謝 「華やかな感じで終われたら」

 12月31日放送の『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)のリハーサルが、本日12月29日よりNHKホールでスタートしている。

 乃木坂46は、2015年から数えて4年連続の出演。『紅白』の出場をもって卒業し、来年2月に卒業コンサートを開催する西野七瀬の卒業シングル曲「帰り道は遠回りしたくなる」を披露する。ステージは4期生を除く、アンダーメンバーを含めた1期生から3期生全員でのパフォーマンス。音出しでは、センターを務める西野が入念にサビでの振り付けを確認していた。Dメロにて、西野がメンバーとポジションを入れ替わる振り付けでは、秋元真夏がその役を担当。大サビでは上段でパフォーマンスしていたアンダーメンバーが下段へ移動し、大所帯にて西野の最後の大舞台に華を添え、ラストはセンターポジションにギュッと全員が集合する形となる。

 リハーサルを終え、メンバーはレッドカーペットを歩き、フォトセッションから囲み取材へ。卒業を間近に控えた西野は、「写真撮っていただくのとかも『あ、最後なんだな』と思いながらやっていて、初めて出た年はガチガチだったんですけど、今年は『眩しい!』とか言いながらできたので、変わってるなと思いながら」と多くの記者陣によるカメラのフラッシュも楽しめる余裕を見せた。自身の卒業シングルで『紅白』に出場することを西野は「すごいありがたいことですし、1年の締めくくりで、卒業も重なっているので、嬉しいことだなと思います。華やかな感じで終われたらなって」とコメント。西野とともにエースとしてグループを牽引する白石麻衣は、「なーちゃん(西野)の最後で、一緒に踊れる舞台なんだなと思うと、悲しいメンバーがたくさんだと思うんですけど、本人が言っているように悲しい気持ちもあるけど、最後は笑顔で送り出せるようにできたらいいなと思います」と新たな道に踏み出す西野の背中を押すパフォーマンスを誓った。

 今年1年を振り返り秋元は、12月1日に中国・上海で初の海外単独公演を成功させ、来年1月には台北で単独公演を控えるなど、海外進出が活発であったことをアピール。一方、西野のほかにも、若月佑美、川後陽菜、能條愛未と多くの卒業生がグループを旅立っていったことに関しては、グループのキャプテン・桜井玲香は「グループにとって大きな転機が来ている、入れ替えが激しい時期に入ったなと思っているんですけど。寂しい反面、4期生が入ってきたり、もちろん現役メンバーもどんどん実力がついてきていますし、後輩たちの成長のスピードがものすごく進んでいるなと実感しているので。そういった意味ではメンバーが抜けるということは大きな穴が空くことではありますけど、それをみんなで補って、どんどん前に進めているなっていうのを実感することができています」と頼もしい後輩の存在が希望になっていることを話した。

 また、昨年「インフルエンサー」で大賞を受賞した『輝く!日本レコード大賞』(TBS系)が明日に控えていることについては、桜井が少し動揺を見せながらも「みんなで『去年に続いて2連覇したいよね』というのは話しているんですけど、自信もないですし、ほかのアーティストの方も素晴らしい方がたくさんいらっしゃるので、頑張るのみかなと思います」と笑顔で意欲を見せた。

(取材・文=渡辺彰浩)

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