KinKi Kids、ラジオ以上の素が明かされる? 『堂本兄弟2018みんな集まれ!忘年会SP』への期待

 自称・世界一テンションの低いラジオでお馴染み、堂本光一ひとりパーソナリティ回の『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)。12月24日のクリスマスイブ回くらいは、ジャニーズの王子っぷりを披露してくれるかと思いきや、やっぱり堂本光一らしさ全開の放送となった。

 ふたりが10代のころに収録したフレッシュな声の番組タイトルコールに対して、「はい、堂本光一でーす」のテンションも声も低めなオープニングのシュールさ。そして、リスナーからのメールを読んでいる途中で「もういいわ〜、どうでもいい」とバッサリいくなど、いつもよりもさらに切れ味が増している様子。ちなみにお便りの内容は「今年も漢字1文字を決める時期がきました」というもの。しかも、堂本光一のリアクションを先読みしていたかのように、「毎年恒例のメールを送り、申し訳ありません」と書かれているところには思わず拍手。堂本光一のファンへのドSなイジりと、全くひるまないファンとの掛け合いが楽しいコンサートMCを思い出させる一幕だ。

 2012年は「舞」、2013年は「宿」、2014年は「内」、2015年は放棄し、2016年は(無理だから)「無理」と、もはや1文字でもなくなっている、このシリーズ(2017年は「難」)。すると「思うねんけど、なんで漢字1文字に表さなアカンの?」と、そもそもの設定に疑問を投げかけ、今年は「“なんで”とか“何”でいいんじゃないですか? いろんな皮肉を込めて、“文”にしようか。文にした方がええんちゃうんって、意味を込めた“文”! フフフ」と、2018年らしさはどこへやらな1文字に。

 そして今年、何かと話題になったハラスメントについての話に移ると、リスナーから「タイヤの話をそれほど興味のない人に“楽しいだろ”という感じで話してませんか?」と、F1好きな堂本光一ならではのエンハラ(自分の楽しいこと=エンジョイできることを他人に押し付けること)の注意喚起が。堂本光一は「まあ、エンハラやな(笑)」と一旦受け止めながらも、「いや、違うやん。なんかきっかけがない限り、自ら“いや、タイヤがね……”って言わへんでしょ。質問されたから、興味あるのかなと思って一生懸命お答えするのであって、それをエンハラやと言われたら、それが逆に何ハラですか? 逆にってなりません?」と、徐々にヒートアップ。

 気づけば、F1の電気自動車化の話がノンストップで繰り広げられる。「今のF1も、もう音は全然よくないですからね。昔のV10時台とかV8時代、はたまたV12エンジン時代っていう、ああいった本当に甲高いノイズっていうのは今のF1では聞こえなくなってますからね」「フォーミュラEという(電気自動車のレースが)カテゴリとしてあって、F1自体は完全電気化みたいなことは、まだしばらくないだろうと」「(フォーミュラEが)たまーにテレビでやってるの見たりすると本当にシュイーーーって音がラジコンなんですよね」「今、F1って燃焼効率が50パーセントくらいまでいってるんですよ。これってとてつもないことで」「ある意味数年前からしたら、魔法ですよ」……と、思う存分語りまくり。

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