新しい地図の活動にくすぐられる“好奇心” 『NAKAMA to MEETING』開催から感じたこと

 先述したように、この1年で彼らの活躍の場は大きく変わった。その結果、これまで気づかなかった彼らの魅力に触れることができた人もいることだろう。長年彼らを応援してきたファンに加えて、新たにファンとなった人、彼らを身近に感じて初めて彼らに会いたいと思った人が、このファンミーティングにはやってくる。同じ時代を生き、同じ人たちを愛し、同じ場所に集った人たち。その出会いを一期一会に終わらせずにできたら、人生はもっと豊かになるかもしれない。この“お一人様NAKAMAシート”を、そのきっかけにしてほしいという想いが伝わってくる。

 しかしながら、初の取り組みゆえに「もっとこうなったらいいのに」という気付きの声もあがるだろう。きっと、その声は、次の『NAKAMA to MEETING』で検討されるに違いない。今回、多くのお一人様参加への不安を聞いて、“お一人様NAKAMAシート”ができたのと同じように。「皆さんと一緒につくる集いの場所」。今一度、新しい地図のホームページに掲げられている言葉を思い返す。3人が一方的に何かを提供するだけではなく、NAKAMAと一緒に楽しい空間をつくっていくということ。新しい地図の挑戦は、稲垣、草なぎ、香取だけではなく、NAKAMAの挑戦でもある。だからこそ、3人の活動には、いつも好奇心がくすぐられるのかもしれない。

(文=佐藤結衣)

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