『Want you!Want you!』インタビュー

=LOVEが語る、アイドル意識の高まりとプロデューサー指原莉乃への尊敬と信頼

舞台は「メンバーにすごく支えられた期間」(大谷)

ーーまた、イコラブは今年に入ってからは舞台を2本(2月上演の『けものフレンズ』、7月上演の『ガールフレンド(仮) 』)経験しました。演技を経験したことは、皆さんにどんな刺激を与えたんでしょう?

樹愛羅:私は覚えるのが苦手だし、演技力も本当にゼロだし、最初はすごい不安だったんですけど、でも稽古を続けていくうちに自分じゃない役になれることがすごく楽しくて。今では舞台がすごく楽しいって思えるし、そうやって自分自身を変えられて良かったなって思います。

大谷:私も最初は自分がセリフを全部覚えられると思っていなくて。曲紹介とかもちゃんとできない人なのですごく不安だったんですけど、そこも乗り越えられたし、メンバーにもすごく支えられた期間でした。

髙松:特に『けものフレンズ』はデビューしてすぐのタイミングだったけど、舞台を乗り越えたことで12人がさらに団結したような気がして、すごくプラスになったなと思います。

なぎさ:私は喉のケアを覚えました。『ガールフレンド(仮)』の1日目に声が急に出なくなってしまって、そのときはどうしたら出るようになるのか全力で調べまくって。漢方とかハチミツとかいろいろ試すことで、喉のケアの方法をいっぱい覚えました。

大場:舞台上での声のお仕事もできるし、全身を使った表現で自分が違うキャラクターになりきるのが稽古中からとにかく楽しくて、このままずっと稽古していたいって思いました。

他のメンバー:えーっ!?(笑)。

髙松 瞳

ーー他の皆さんはそうじゃないようですが(笑)、大場さん的には稽古で得るものが大きかったということなんでしょうか?

大場:そうなんです。もちろん注意されるときはツラかったんですけど、その注意された点を自分で飲み込んで、次の稽古までに直してきたら注意されなくなる。そうすると「これで正しいんだ」と気づいて、やっていくうちに役として掴めるものが見えてくるので、すごく楽しいなって思えたんです。

ーーそして、今年は台湾とフランスでもライブを行いました。アジア圏とヨーロッパでは全然雰囲気も違ったと思いますが、日本では得られない経験も多かったんじゃないでしょうか?

大場:フランスの『JAPAN EXPO』では私たちの名前を呼んでくださる方もいたんです。まさか自分の名前を知ってくださっているなんて思ってなかったので、「Hana!」と呼ばれたときは「えっ?」ってびっくりしました。そうやってイコラブが世界にじわじわ広まっているんだなと思うと、すごく嬉しいですね。

髙松:台湾には日本からもたくさんお客さんが来てくださったんですけど、それ以上に現地のお客さんの盛り上がりが本当にすごくて。しかも、フランスではちょうどなーたん(なぎさ)が誕生日だったので、お祝いのサプライズもあったし、皆さん本当に温かい方たちばかりでした。

新曲は特に女の子からの反響が大きくて(なぎさ)

ーーデビューからの1年間で本当にいろんな経験をしてきましたね。そんな中、デビュー2年目最初のシングルとなる『Want you!Want you!』が発売されますが、これもまた雰囲気が今までの作品と異なります。イコラブはシングルごとに新しい面をどんどん見せていますが、この曲を最初に聴いたときはどう感じましたか?

大場:『ガールフレンド(仮)』の舞台の千秋楽のあとに、みんなで聴いたんですけど、最初にイントロが流れ始めたときザワッとなったよね。「カワイイ!」って。

髙松:めっちゃ好きな曲だなと思って、普通に「よっしゃ!」ってなりました。でも、歌詞の最後のほうに〈사랑해요 Ti amo 我愛你 je t'aime〉と入っていて、最初は「何の歌なんだろう?」とも思って(笑)。聴くたびに、歌詞の意味を知るたびに、どんどんこの曲の深さが知れて、なんかもう本当に「好き!」って感じでした。

ーー指原さんによる歌詞も、今回はすごく可愛らしいものですよね。

大場:最初は読み進めていくうちに、恋する女の子の気持ちが……重たいなって(笑)。

他のメンバー:(笑)。

大場:私、ブログをやっているんですけど、そこに「歌詞は今回も勿論、指原さん作詞。ううーーんこの主人公の女の子重たくて好きだーー!!」って書いたんです(参照:Want you! Want you! | 大場花菜(=LOVE)オフィシャルブログ「はなまるきぶん」Powered by Ameba)。そうしたら、ブログを読んだ指原さんがTwitterに「自分の考え方だったり恋愛観は持ち込まない派のわたしなんですが、恋愛においてこういうのが好きだなあというのを珍しく詰め込んだらメンバーのブログに重いと…」と書かれていて(参照:指原 莉乃(@345__chan)さん)。私的には褒め言葉だったんですけど……(笑)。

ーー気持ちが強いってことですよね。

大場:そうですそうです!

髙松:指原さんのこの恋愛観は、客観的に見ると本当に素敵で。歌詞でいうと今までで一番、読んでいて楽しくて、小説を読んでるような気分になれるんです。

大場:そう、ワクワクするの。「どうなるの?」って。

齋藤 樹愛羅

ーー曲調も歌詞もポップ感が強いですが、MVにもそういう要素が強く表れていますよね。

なぎさ:私、YouTubeのコメントをずーっと読んでいたんですけど、「カワイイ!」というコメントが一番多くて。男性の方も「可愛くて好き」と言ってくださるんですけど、今回は特に女の子からの反響が大きくて。

ーー確かに、今までの作品の中では女の子が入っていきやすい作風なのかもしれませんね。レコーディングはいかがでしたか?

大場:最初は歌詞を覚えるのにすごく時間がかかって。特にAメロでは、急にラップ調の節回しが入ってくるし。

樹愛羅:歌詞に英語がいっぱいあるし、聞いたことがない言葉もいっぱいあって。しかも早口だから、レコーディングでも息継ぎが難しくてハアハアしながら歌ってました(笑)。あと、最初は〈OMG〉の意味を知らなくて。知識がないから「OMG? Oh My God? なにそれ?」って言ってたんです(笑)。

髙松:イコラブの曲の中でも一番難しくて、覚えるのにめちゃめちゃ時間がかかりました。曲をいただいてからレコーディングまで、なかなか覚えられなくて何度も繰り返してこの曲を聴いていたんですけど、初めての曲調だし歌詞も多いし本当に大変でした。

大谷:しかもライブで披露すると、ダンスが付いてさらに大変で(笑)。ダンスも今までとは違った感じでちょっと大人っぽいし、フォーメーションも変わったりするので大変なんですけど、観ていて楽しいんじゃないかなと思います。

「本当に指原さんが考えてるの?」って疑っちゃうくらい(大場)

ーー歌詞以外の部分で、指原さんから何かアドバイスはありましたか?

大場:今回はみんな髪型を指原さんに決めていただいて。なーたんはいつもツインテールでまとめているんですけど、今回はハーフツインで。

なぎさ:今回はシンメ感が出るようにと、樹愛羅と一緒なんです。

大場:で、みりにゃはみりにゃで完成されているので、指原さんが「みりにゃは何でもいいよ」って(笑)。

大谷:それで、自分から意見を出させていただいて。

大場:瞳はセンターなので、歌詞にもあるように少し高めのポニーテールにしていて。後れ毛がカワイイよね。

なぎさ:で、花菜ちゃんは帽子と、髪の毛をちょっと切って染めたんだよね。

大場:初めて染めました。前の髪型は前が短くて後ろがちょっと長かったんですけど、指原さんから「その髪型だとボサボサで、ひとりだけ『けものフレンズ』から抜けきれてないよ?」と言われて(笑)。

ーーそういう指原さんのプロデューサーとしての才能は、皆さんから見てどう感じますか?

大場:本当に尊敬します。逆に、「これ、本当に指原さんが考えてるの?」って疑っちゃうくらいですし(笑)。

なぎさ:歌詞なんて「どうやって書いてるんだろう?」って思うよね。

大場:「指原さんって、そんなにいろんな言葉を知ってるんだ!」って驚かされることも多いですし……って言うと、またバカにしてると思われちゃうかな?(笑)。

他のメンバー:(笑)。

髙松:でも、本当にすごすぎて疑っちゃうぐらいなんですよ。

なぎさ:しかも、ずっと私たちのことを考えてくださっていて。Twitterでもイコラブのことをたくさん話題にしてくださることがすごく嬉しいですし、本当に尊敬していて……私、ずっと付いていきたいなって思ってます。

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